2017.05.10(Wed):復興・原発問題
福島原発事故の被災地を訪れたお話しも
今回が最後です。
さて、私もこの訪問に参加できるよう
尽力してくださった区議ご自身は、
所要のため、二日目の早朝、
東京に戻られました。

その際、私はその方から
放射線量を測定する装置をお借りし、
富岡町や大熊町を訪れた際も
ずっと測定していました。

意外だったのは、
これら居住制限地域だったところは
原発事故が起きる前の放射線量と
ほとんど変わらなかったということです。
放射性廃棄物の保管場所前でも
若干上がった程度です。
ただ、林の中を通ったときは
10倍近くに上がり、
福島第二原発が見える海辺に出たときは
15倍近く跳ね上がったのも事実です。

おそらく、
居住制限が解除された地域は、
他の地域よりも放射線量が依然高いと
報道されているのも、
このように高く測定される地域もあるから
かもしれません。

それにしても、
居住制限解除地域と
未だ解除されていない地域とが
道一つ隔てたところに並んでいるというのも
おかしなことというか、
人為の限界というものを感じました。

そして、最後に驚くべき事実を。

私は、東京への帰途についても
放射線量の測定を続けました。

福島から離れるにつれ、
値は徐々に下がったかに思われました。

しかし、
東京の自分の部屋に到着したときです。
放射線量が、富岡町での測定値の
1.3~1.5倍の値を示していました。
放射性廃棄物の保管場所前の値と
さほど変わりなかったのです。

もちろん測定器によって
示す値も異なってくるそうなのですが、
同じ機器で測っていたわけですから、
相対的は高低値ということでは
間違いないでしょう。


私たちは、何らかの問題について
意見を形成するとき、
内容をそのまま鵜呑みにしないまでも、
書籍や報道、ネットなどからの情報に
頼ることがほとんどです。

すべての問題について
自らが体験し調査することは不可能です。

ただ、
実際に現地に訪れて見聞したほうが
より正確な情報に基づいて
意見をもつことができますし、
そうした意見のほうが
迫力はあるんだろうと思います。

私も、原発問題については今一つ
確個たる意見をもてませんでした。

これが、今回、
無理をお願いしてまでも
原発事故の被災地を訪れる会に
飛び入り参加させていただいた理由です。
そして、
その意義は大いにありました。

福島3福島4



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2017.05.07(Sun):復興・原発問題
二日にわたる
福島原発事故の被災地訪問。
最後にうかがったところは、
食物など様々な物から人の体まで
放射能を測定する施設でした。

そこで、驚いたのは、
もちろん医師なども勤めているのですが、
常駐職員がふつうのお母さんたち
ということでした。

つまり、この施設は
“子どもには汚染された食べ物を
絶対に食べさせない“
という想いから設立されたのです。

だから、職員の方たちも
当初から専門知識があったわけではなく、
いろいろと勉強されたそうです。

私たちが訪問した際も、職員の方が
いろいろ説明してくださったのですが、
次のような言葉が一番印象に残りました。
それは

『原発事故がなければ、
 ふつうのお母さんが
 ここまですることはなかった。』

という言葉です。

以前にも申し上げましたが、
原発事故の責任は、
原発を推進してきた政府や東電にあります。

しかし、推進した政治家や役人らの
歳費や給与はカットされることもなく、
ふつうに昇進・昇格もし、
退職金もふつうに支払われています。

推進したものが甚大な被害を出しても
その責任はまったくとらなくてもよく、
その上、収入や地位も確約されている
何て、お気楽な職業なんでしょう。

先日述べた生活困窮避難者支援にしても、
食物などの放射能測定にしても、
本来は、
原発を推進した政治家や役人ら自らが行い
資金面にしても、まずは
この人たちの収入から賄われるべきでしょう。

しかし、代わりに
こうしたことを市民が行っている
というのが現状です。
今ご紹介した放射能測定施設も
おもに寄附金で運営されています。

地球温暖化、有限な天然資源、
開発途上にある自然エネルギー、
そして経済的問題などから
原発を一切否定することには
正直、躊躇もおぼえます。

しかし、諸外国と異なり、
わが国は、国土が狭いため、
居住地の近くに原発を立地するしかなく、
しかも、地震の多いところです。

明らかに原発には不向きな土地です。

それでも原発を稼働させようというのであれば、
事前に責任の所在を明らかにしておくべきです。

すなわち、
今回のような事故が起きた場合、
原発を推進した政治家や役人らが
歳費や給与、退縮金から費用を出し、
自らも被災者支援を行う。
多くの人の生命・身体、財産に
関わることですから
これくらいの覚悟があって然るべきです。

そして、
原発を利用する電力会社を選択し、
原発による電力を利用した者にも、
費用負担を負わせるようにする、
こうしたことを事前に明確にしておく
ことも必要でしょう。

さて、次回最後は、
私が実際に現地で測った
放射線量のお話しをしたいと思います。

福島6福島7福島5
福島8



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2017.05.05(Fri):復興・原発問題
先日、福島県のいわき市で
原発事故による避難者への支援について、
市民の方や県庁の方々から
お話しをうかがった翌日、
居住制限を指定解除されたばかりの富岡町と
未だ解除されていない大熊町を訪問しました。

居住制限を解除されたとはいえ、
放射線量が十分に下がっていないといわれ、
放射性廃棄物が目前で山積みになっている
ことなどから
帰還をためらっていらっしゃる避難者の方が
ほとんどのようでして、
いまだ町に生活感が戻っているようには
見受けられませんでした。

ただ、この四月に再開したばかりの
小学校の校庭では
体育の時間だったらしく、
数名の児童が元気に駆け回っていました。
私たちを案内してくださった
現地の“語り部”さんによると、
数学年まとめての授業とのことです。

耐久期限が切れそうなシートに覆われた
放射性廃棄物が山積みになっている場所も
何か所か寄りました。

入口にある看板によると
保管期限がこの前の三月末になっていたので、
“語り部”さんに
「保管期限切れているみたいですけど…」
とうかがうと
『あ、また延長でしょう。』
と当然のことのようにおっしゃっていました。

また、この“語り部”さんによると、
六年前の震災直後、役所からは、
原発の放射能漏れの可能性があるので、
西の川内村に避難するよう
指示があったそうです。

しかし、それ以上の情報は提供されず、
例えば、一号機建屋の爆発があった日、
前日からの指示に従い
川内村などに避難するため
素の姿のままで車を運転する町民らが
防護服を着ながら誘導する警察官らの姿に
驚いた、といったこともあったそうです。

大熊町の山のふもとの地域にいたっては、
当初の避難指示さえ届いておらず、
周囲の町民らの大移動の様子に驚き、
自分たちで計画をたてて避難したそうです。

また、避難所に落ち着いた後も、
全国から多くの支援物資が届きながら、
全員分にゆきわたる量に達しない限り、
支援物資が避難者に支給されることはなく
せっかくの救援物資がむだになった
ということもあったそうです。

これは、役所のほうで
全員分に達しない場合の配布基準について
マニュアルがなかったからだそうです。
(同様のお話は熊本でもうかがいました)

その後、仮設住宅ができると、
そこに住めた方と
自分で民間アパートを探して
住まざるを得なかった方との間で
ちょっとした対立もあったそうです。

例えば、金銭面については
民間アパートでも補助はあったので
大きな問題はなかったそうなのですが、
家電製品など支援物資のほうについては、
仮設住宅の方にしか
支給されなかったそうでして、よって
仮設に入れなかった方たちからは
『自分らは自費で買いそろえたのに…』
といった不満がでたそうです。

また、芸能人やスポーツ選手らの慰問でも
仮設住宅のほうにはあっても
アパートに移った方には
その機会さえ知らされず、後日、
有名人に会えていい思い出になったと
仮設住宅の方の話を聞いて、
嫉妬や不公平感が噴出した
ということもあったそうです。

さて、最後に、
食物など様々な物から人の体まで
放射線を測定する施設を訪問しました。

そこで、私は、
今回の訪問で一番衝撃的というか、
原発事故の問題の本質をついた
職員の方の一言をきくことになりました。

そのお話しは、後日。


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2017.05.03(Wed):復興・原発問題
先日、福島県のいわき市で、
原発事故による避難者への支援について、
市民の方や県庁の方々から
お話しをうかがいました。

要は、福島県庁のいう“避難者支援”は
富岡町を始めとする居住制限解除地域に
多くの方に早く戻ってもらうという意味でした。

他方、市民側が問題視しているのは、
放射線量が十分に下がっていなとされ、
しかも、放射性廃棄物が目前に積まれている
そんな地域には戻りたくないという
避難者も大勢いらっしゃるということでした。

さらに問題なのは、
支援策を知らず生活に困窮している避難者も
全国にたくさんいらっしゃり、
行政側も努力はしているものの
プライバシーの問題などから
そうした実態を把握しきれておらず、
避難先の自治体によっては職員が
支援策について十分な知識をもっていない
ということでした。

そして、より根本的な問題は、
本来、原発政策を推進してきた政府や東電が
とるべき責任や負担を、
自治体や市民団体の方々がおっているという
事実です。

例えば、役所が把握しきれていない
生活困窮避難者の方々の把握や支援を
市民の方がしている、といったことです。

この他の例は、
翌日に訪問した富岡町や大熊町で
うかがったお話しから後日紹介します。

さて、今村前復興大臣が激高した
例の先月の記者会見ですが、
前大臣を追及したフリーの記者さんは、
原発を推進した政府が、本来、
事故責任を負わなければならないのに、
各自治体に投げたり、
生活に困窮している多くの避難者の実態も
把握していないなど、
こうした責任感のない
政府・前大臣を追及していたのです。

このフリーの記者さんは
実態をよくご存知なだけに
当事者意識のない政府・前大臣の姿勢が
許せなかったのでしょう。

各自治体に任せている点は、
現地の事情をよく知る自治体に
任せたほうがいいからであり、
この点は前大臣のいうとおりだと思います。

だた、問題は、
原発を推進してきたことの責任を
とらなければならないという意識が
政府にはまるでないということです。

例えば、
生活に困窮している避難者の方々が
依然多くいらっしゃるのに、
その原因が、推進してきた原発が
事故を起こしたことによるものである
ということに気がついておらず、
したがって、
そうした実態を知ろうともせず、
よって、
こうした方々のために何らかの対策を
講じようという姿勢・意識も全くない
ということです。

だから、フリーの記者さんの問題意識が
今村前大臣にはまるで伝わらず、
それで前大臣が激高するに至ったのでしょう。

本来の責任は
事故を起こした原発を推進してきた
政府や東電にあるのに、
それを避難者のほうに責任があるような
前大臣の言い方にも
記者さんも我慢ならなったのでしょう。

避難者の方に責任転嫁している例は、
居住制限は解除されたものの、
放射線量が十分に下がっていないとされ、
放射性廃棄物が目前で山積みになっている
ことなどに不安をおぼえ、
戻りたくても戻れない避難者を
“『自主』避難者”と
線引きしていることにも現れています。

さて、いわき市で
こうしたお話しをいろいろうかがった翌日、
居住制限を指定解除されたばかりの富岡町と
未だ解除されていない大熊町を訪問しました。

このお話しは、後日。


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2017.04.30(Sun):復興・原発問題

先日、
私が最も尊敬する区議さんにお願いし、
福島原発事故の被災地を訪れる会に
飛び入り参加させていただきました。

具体的には、
吉野新復興大臣の出身地でもある
いわき市で一泊し、そこで
市民の方や県庁職員の方にお話しをうかがい、
翌日、
居住制限を指定解除されたばかりの富岡町と
未だ解除されていない大熊町を訪問しました。

この会は、東北から九州まで、
全国の地方自治体の現職・元職の40名の
議員さんや市長さんで構成されています。

だから、
議員でもない私は非会員ということで、
飛び入り参加ということになりました。

現在、この会は、
全国に散らばっている避難者の方々の中には、
補助支援策を知らない方も多く、
さらに、各地方自治体によっては職員の
補助支援策についての知識がまちまちであったり
避難生活の実態を把握しきれていない現状に鑑み、
集まった全国の議員さんらが情報交換をすることで、
避難者の方々が全員一律に十分な補助を
受けられるようにすることも目指しているようです。

ところで、今回、議員でもないのに
この会に参加した方がもう一人いらっしゃいました。

それは、なんと驚くなかれ、
最近、辞任した今村前復興大臣と
先日の記者会見で
『撤回しなさい』「撤回しません」
などとやりあった、
あのフリーの記者さんです。

しかも、一泊した施設の部屋割りで
この方と一夜を共にすることになりました。

さて、この問題の記者会見ですが、
この方や市民の方のお話しをうかがった上で
改めて見返してみますと、
この記者の方の真意と今村前大臣の意識とが
かみ合っていないことから
お互いヒートアップしたことが
手に取るように分かりました。

このお話しのつづきは、後日。



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2016.12.11(Sun):復興・原発問題
一昨日の9日、経産省は、
福島第一原発事故に伴う
賠償、廃炉などの費用の総額が、
これまでの見積額の11兆円から
倍近くの21.5兆円にのぼるとの
試算を公表した。

そして、この費用を
誰が負担するかについても示し、
賠償費用については、
東電と原発をもつ大手電力とが
負担する方式から、
原発をもたない新電力の利用者含め、
全ての利用者から電気料金の上乗せで
負担させる形にするとした。

原発の電力を利用してきた者が
賠償費用を負担するというのは、
もっとものようにも聞こえる。

しかし、従前は
利用者に電力会社を選択する余地はなく、
しかも、今回は、
原発をもたない新電力の利用者にも
負担させるという。

経産省は、
賠償制度が不備な中、
全需要者に公平に負担してもらう
という。

それでは、
賠償制度も整備せず、
原発を推進してきた
政治家や官僚の責任はどうなるのか?

3.11の津波は想定外というが、
自然の力をなめたまま、
原発は絶対に安全だと
堂々といいのけてきた者の責任は
どうなっているのか?

権限だけ行使しておいて、
責任はとらない、
だから政治家や官僚は、
信用されないのである。


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2016.04.23(Sat):復興・原発問題

熊本地震の被災者らのために
自ら多額の寄付をしたことを
SNSなどで公表している著名人がいる。
これに対しては
『売名行為だ』『あざとい』
といった批判もある。

そして、この批判に対しては
『被災者らのためになっているのだから
 いいじゃないか』
といった反論もあるようだ。
たしかに、本人たちにしてみれば、
非日常的な行動を何気なくアップしただけ、
なのかもしれないし、
みんなにも行動してもらいたい、
という意図もあるようだ。

しかし、人によっては、
被災を利用した売名行為と見えてしまうのも、
無理からぬことである。

たとえば、東日本大震災の際、
お笑い芸人の江頭2:50が、
消費者金融から借金までして
救援物資を自ら搬送したという噂は有名だ。

これを批判する人はほとんどおらず、
称賛の声があがっているのは、
彼自らが
何も発信していなかったからだと思う。
この噂が本当だとすれば、
お笑いのイメージを保ちたい、
そんな彼の気持ちもあったのかもしれない。

他方、寄付を募るほうの活動では、
各政党でも行っているようだ。
政党名ののぼり旗が乱立しているのを見ると、
被災を利用した政治的パフォーマンス、
そんなふうにも見える。

しかし、募金の場合はそれも仕方がない。
なぜなら、政党だけでなく、
プロスポーツチームや金融機関
あるいは公的機関など、
信用のある者が募金をしないと、
寄付をするほうとしては、
私的流用されるのをおそれ、
募金に応じることはないからである。

ただ、議員個人が前面に出過ぎてしまうと、
被災を利用したパフォーマンスに見えてしまう。

ところで、
私が今学生として通っている
東京大学駒場キャンパスでは
目立った募金活動は見られない。

ただ、
学生らが何も考えていないかというと
そうではないらしい。

来月の14(土)、15(日)には、
本郷・弥生キャンパスで五月祭があり、
そこでは、新入生中心に
クラスごとに出店をする。
その機会に募金をしたり、あるいは、
出店の売上を寄付にあてることを
検討しているところもあるようだ。

ただ、出店によっては赤字になったり、
人件費がかからないから利益が出る、
そんな状態のところがほとんどだ。

昨年、私のクラスも、
オム焼きそばを売ったが、
人件費まで考慮したら
利益はほとんど出ていなかったと思う。
とにかく、商売をする上で、
人件費はばかにならないと感じたことは
記憶している。

もし、みなさんも
五月祭に訪れた際は、
売上げ、ひいては寄付に貢献してくださると
うれしいです。

私自身は
無事、二年生になったので
出店はしませんが。



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2016.04.18(Mon):復興・原発問題

今、熊本や大分では
大地震で大変なことになっていて、
連日、テレビなどでも報道されているが、
地震国の日本に原発はヤバいと
改めて感じている。

テレビでよく出てくる地図によると
川内原発や伊方原発は活断層の近くで、
今のところ、たまたま事故は起きていないが、
震源地によっては、
今後どうなるか分からない。
ニュース速報で
両原発が無事であることが流れるが、
それだけ危ないということ。

しかも、日本にある活断層のすべてが
把握されているわけではない。

たしかに、フランスなど欧米諸国はじめ、
日本以上に原発に頼っている国は多いが、
世界の原発のほとんどは
地震の起きないところにある。
世界の地震多発地帯で原発があるのは、
日本とアメリカ西海岸くらいである。

原発は、
エネルギー効率がよく資源のない日本向きである、
温室効果ガスの排出も少ない、
原発関連で生計を立てている方もいらっしゃる、
といったメリットなどもあるので、
原発に強く反対していたわけではなかったが、
福島第一原発事故のように、
地震をきっかけに
あのような大惨事が起こる可能性が
他国より極めて高いという
そんな現実をつきつけられている気がする。


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2016.01.16(Sat):復興・原発問題
三十年前、
チェルノブイリ原発事故があったことは、
多くの方がご存知のことと思います。
その近くのウクライナの首都キエフの
民族舞踏団の子どもらが、
福島の原発事故で
東京江東区・江戸川区に避難している
子どもらを励まそうと、先月来日しました。

福島からは1,400人以上の方が
両区に避難しておられ、
内、子どもは100人を超えるとのことです。

先月初め、
キエフの舞踏団の子どもらによる公演が
両区各々であり、
私も機会があって公演を見にいきました。
この公演実現のため
二年の準備期間を要したとのことです。

一般的に、
被災された方々を激励するため、
芸能人らが歌や踊りなどを披露したり、
スポーツ選手らが試合や演技を行うことがあります。

おそらく被災された方々は、
こうした著名人らが被災地に来てくれたこと、
もしくは、一流の演技をみることで
そこにまで達するほどの彼女・彼らの努力を感じ取り、
自分たちも頑張ろう
そういう気持ちになるのかもしれません。

私も、被災者ではありませんが、
キエフの舞踏団の子どもらによる公演を見て、
そのように感じ取ることができました。

舞踏団の子どもが口を大きく動かし、
力強く一生懸命歌っている姿、
日本の童謡、演歌、そして
歌謡曲(恋するフォーチュンクッキー)を
日本人と同様のきれいな発音で歌う姿、
それ以外でも、
何回も衣装を着替え、
20曲近い歌や踊りを披露する姿、
彼女・彼らが、この日のために
相当の時間や力を注いでくれたことは、
一目瞭然でありました。

最後は、
私も舞台の上に引っぱり出され(?)
彼女らと手をつないで輪になって踊るという
オマケもありましたが、
人を励ますことの意味を
肌で実感できた貴重な一時でした。



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2014.10.19(Sun):復興・原発問題

日本では、
ここ数年ジョギングブームである。

ジョギングと駅伝は正確には
別物なのだが、
昨日、東京は立川の昭和記念公園で、
箱根駅伝の予選会があった。

私は所要があって応援に行けなかったのが、
私が参加していたころに比べると、
格段に注目されているようだ。

当時は、大井ふ頭という所で行われ、
一般の観戦者は、
ほとんどいなかったと記憶している。

ジョギング人口は増え、
大学など駅伝の記録も伸びてはいるのだが、
日本の一流選手の記録は頭打ちだ。

かたや、
先月、ケニアの選手が、
2時間2分台という
とんでもない世界記録を出した。

そのマラソン、本日も、
PM2.5が充満している北京であったようで、
ヤフーでは
ガスマスクをしながら走っている
ランナーの写真もあった。

ちょっと、話は変わるが、
ここ日本でも、
他国ごとではない気になる統計がある。

『順天堂医院 血液内科』の統計で、
2011年から2012年にかけ、
悪性リンパ腫など血液の病気の
外来新規患者数が、
3~5倍に急増しており、
2013年も増え続けている。

お時間がある方は、
ご自身でもネットなどで
確認していただきたいのだが、
円グラフになっていて、
一見分かりづらくなっている。

この原因は記載されていないが、
考えられるのは、やはり
爆発もあった例の事故しかない、
とあまり憶測でものをいうのはよくないのだが、
やはり気にはなる。



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2013.11.07(Thu):復興・原発問題
山本太郎参議院議員、
彼の行動はすべて、
売名行為の一言で説明できそうである。

園遊会で天皇に手紙を手渡した件についても、
彼は、マスコミが騒いだから
“天皇の政治利用”ということになった
と言っていた。

が、彼は当初、少しでも目立とうと、
長嶋茂雄氏の近くに
割り込んで立とうとしていたのを、
手紙を渡した位置に移されたらしい。

また、福島原発事故は、
政治も取り組むべき問題なのだから、
原発事故に関する現状を
国会議員が天皇に知っていただこうとした
そのこと自体が“天皇の政治利用”といえる。

しかし、彼は、どうやら、
天皇を利用して注目を浴びようとすることが
“政治利用”と誤解しているようだ。

本当に、原発問題に取り組みたいのであれば、
国会議員として他にやりようがあるはずである
とは、マスコミからも指摘されている。
それなのに、事故の現状をよくご存知のはずの天皇に
わざわざ手紙を渡したのだから、
売名行為と思われても仕方がない。


そもそも、彼は、
政治家になる必要があったのであろうか。

台風で被災した伊豆大島に訪れ、
その様子をネットにも流したらしいが、
現場に行って何かしたというわけでもなく、
本当に現状を見たにすぎなかったらしい。

たしかに、現状を知ることは大切だが、
彼が、それを政治家としてどう活かし、
どう活かそうとするのかが、
まるで見えてこない。

もし、仮に公費で訪れたのであれば、
大島を視察した結果をどう活かし、
どう活かそうとするののかを
国民に対して、何らかの形で説明すべきである。
自己満足で終われば、
それこそ税金の無駄遣いである。
(ただ、この問題は、
 他の多くの国会・地方議員にもいえる。)


こうした議員になってからの彼の一連の行動を
マスメディアを介した範囲で、見ていると、
政治家にならなければならなかった理由が
まったく分からない。

彼が本当に被災者・被災地のことを思うのであれば、
選挙なんかに出ずに、
そのまま現場で支援活動を続けていたほうが、
よっぽど被災者らのためになったはずである。

実際、彼が天皇に手紙を渡した行為について、
被災者の方々はどうでもいいことと
インタビューでも答えている。

こうなると、
そもそも原発廃止を主張したこと自体も、
一部マスコミからも指摘されていたように、
売名行為と思われても仕方がない。


猪木議員の場合は、
長年の努力を積み重ねた結果を活かした
誰かのためになる
熟慮の末の行動をしているように思われる。

他方、山本議員の場合は、
ただ目立つことを目的にした
衝動的な行動に見える。

ここに両議員の行動の間に大きな違いがある。


それなのに、猪木議員の渡航のほうが、
明白に参議院の規則に反しているとして、
山本議員より重い処分がくだされそうだと
いわれている。

個人的には、逆だと思う。



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2013.05.23(Thu):復興・原発問題
先日、公益社団法人東京青年会議所の5月例会に
参加させていただいた。
(3月例会の様子は3/12付のブログをご参照)

今回は、“エネルギー選択時代!!”というタイトルで、
“環境と経済が好循環する社会を目指して”というサブタイトル。

会場のおさえ・設定、
コメンテータなどへの依頼や日程調整等々…、
東京青年会議所が準備のために流した汗を思うと
正直いいづらいのだが、
3月のときと比べても、引き込まれなかった。

テーマが大きいからこそ、
しゃべる方々の専門がバラバラに思え、
今回の月例会の趣旨がぼやけてしまっていた。

お話しする方も、分かりやすくしゃべられているのであろうが、
頭にすっと入ってこない。

会場では、ついに大きなイビキをかいて眠り出す者が…
その周りにいた方々は、彼を起こそうと必死で咳払いをする。

パネルディスカッションでも、
専門分野がまちまちのお三方が、
発言の持ち時間を気にせず、
自分の専門について語られるだけ。
だから、ディスカッションになっていないように思えた。

と、そんな中、
会場にたまたま “ホリエモン”がいたという体で紹介され、
彼が突如檀上に上がった。

もし、彼も参加することが事前に分かっていたのなら、
“サプライズゲストも登場!”
みたいに宣伝しておけば、
もっと参加者は増えていたかもしれない。

彼が登場してから会場の雰囲気は一変。
技術開発が実用化されるかは、結局はコスト次第、
技術開発には年月もコストも膨大にかかる、
という現実というか、本音というか、核心を突く。

彼自身の経験から出る言葉だから、響く。
コストの点は、私も、
コメンテータが言及しないのに少しイライラしていた。
自分が、衆院選のときの演説時でも強調していたからだ。
(昨年12/20付のブログご参照)

“ホリエモン”が他のコメンテータに対し
矢継ぎ早に質問攻めにする。
法廷では、一言もしゃべらなかったらしいが、
今回はものすごく饒舌だ。
単に意地悪なのか、場を盛り上げようとしていたのかは
分からない。

コメンテータの方々の口調も一変し、
本音を言い始める。

言えることは、“ホリエモン”もコメンテータの方々も、
かなり博識であるということ。
特に、“ホリエモン”が
本当に突如登壇することになっていたのなら、
彼の博識ぶりは相当なものだ。


学校の授業で生徒が居眠りをすると、
一概に生徒のほうが悪いような言いかたをされることが多いが、
聴く者の興味を惹かせるような話し方しかできないほうにも
責任があるのではないか、
ということは、2/13付のブログでも述べた。

“ホリエモン”は、この点でも、長けていた。



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新聞の読み方 | 日記
2013.04.08(Mon):復興・原発問題
4/6付のブログで、
在日米軍や自衛隊は、時代や場所によって、
”必要”にもなり、”悪”にもなるというお話しをした。

今、福島第一原発で貯水槽の汚水漏れが問題となっているが、
必要悪は、原発問題にもいえると思う。

代替エネルギーや自然エネルギーなどが実用化されるまでは、
環境的にも、経済的にも、原発は当面、”必要”。

しかし、福島県民の方々にとっては、”悪”。
なぜなら、福島第一原発事故によって、避難生活を余儀なくされ、
風評被害によっても生活が脅かされたからである。

他の原発の近くに住んでおられる多くの方々にとっても、
小さなお子さんがいる方々にとっても、
将来、同様の事故が起こる危険があるので、
”悪”が、”必要”を凌駕する。

ただ、時間が経てば、”悪”は忘れ去られてしまいがち。
だから、原発事故による被害を風化させてはならない。


私の場合、原発の近くに住んでいないので、
電気料金のほうが気にかかり、”必要”。
”悪”の部分は、マスメディアなどを通じて知るものの、
実感できていない。

しかも、真冬の北極海の氷が日本列島一個分消えた
との報道も先日なされていたが、
環境破壊がこれ以上進むと、今度は、
宇宙で飛び交っている有害な放射線が、
それこそ、地球規模で差し込んできてしまうおそれがある、
というお話しは、衆院選のときの演説でもさせていただいた。
(昨年12/20付のブログご参照。)

ただ、二度と福島第一原発のような事故を起こしてはならないし、
上述のように、原発事故による被害を風化させてもならないので、
稼働させるための安全基準は厳格にすぎるくらいなほうがいい。

だから、原子力規制委員会が、
原発の運転期間を原則40年に制限し、
例外的に運転延長を認める場合は
”特別点検”を必要としたことには賛成である。

たしかに、”特別点検”は、
時間と費用がかかりそうだとういうことだが、
安全の確保ということからしても、
そのくらいは仕方がないことだと思う。


”悪”だからといって、その”必要”性を完全に否定するのではなく、
”必要”性は認めつつ、”悪”を減らしていくことに努めたほうがいい。

ただ、繰り返しになるが、
代替エネルギーや自然エネルギーなどが実用化されれば、
原発は、”悪”以外なにものでもなくなるので、”必要”もなくなる。



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新聞の読み方 | 日記
2013.03.13(Wed):復興・原発問題
昨日は、東京からみた被災地について述べてみたので、
今回は、被災地の現状について、
というと、非常に偉そうなので、
単にテレビでどういう報道がなされていたのかについて、
お伝えしたい。

だから、本日のは、
あー、それテレビで観たよ、
と思われる内容なので、ご了承いただきたい。

当初の復興予算19兆円のほとんどが使われようとしているのに、
テレビ画面を見る限りでも、
復興が進んでないのは、明らか。

なぜ、復興が進まないのか?

復興庁が、省庁の縦割りを解消するために与えらた、
その大きな権限を使わないから?

政治がリーダーシップをとらないから?

私もそう思っていた。
しかし、ちょっと違う原因もあるようだ。

復興の段階として、大ざっぱにいうと、
計画段階と、それを実行する事業段階とがある。
そして、それぞれの市町村によって、事情が異なっているようだ。

まず、計画が難航しているところ。

住み慣れた海沿いに住むのか、
安全な高台に移住にするのか、
といった住民のみなさんどうしで意見が合わない。
一つの市だけでも
10以上のグループに分かれているところもあるという。

  それぞれが、好きな所に住んだらいいやん。

と、無責任に思ったとたん、
それでは、水道や電気、ガスなどのインフラ整備が行き届かず、
インフラを拡充するにも莫大な予算が必要になるとの解説が。

また、住民どうしの意見がまとまったとしても、
今度は、行政との調整がうまくいかないところも。
さらに、雇用問題と絡んで、産業地域との調整もある。


次に、計画段階をクリアしたところでも、
事業段階でつまづいているところもあるらしい。

区画整理をしようと決めたのはいいけれど、
数人の職員で、数百人の地権者の合意を得る必要がある。
だから、なかなか進まない。

あるところでは、
入札にかけても業者が見向きもしなかったというケースも。
そんなところでは、
企画立案の段階から民間に委託して、
業者にとって魅力ある計画をたててもらって、
多くの業者に参加してもらう、
といった工夫をしているところもあるという。

まさに、民間の知恵の活用。
プライドの高い中央省庁なら、絶対にしない工夫。


以上のようなことは、主にNHKで紹介されていた。

午前0時を過ぎると、NHKで、”NEWS WEB 24”という、
一般視聴者のツイートを紹介しながら、
ニュースを解説する番組をやっている。

ちなみに、橋本菜穂子アナは私のタイプ。
(すみません…)

そこで、一番目にしたツイートは、
”なぜ、復興は進まないのでしょうか?”


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新聞の読み方 | 日記
2013.03.12(Tue):復興・原発問題
『もらった第二ボタン、土手に捨てちゃった。』

と話す、高校を卒業したばかりの女の子たちの大きな声を聞きながら、
渋谷公会堂を目指していた。

選挙公示日前日の公開討論会を、
板橋フォーラム(2/21付のブログご参照。)
と共催してくださった東京青年会議所の方から、
3月11日「東京から発信する被災地復興への道」と題するイベントがある
とfacebookを通じてご案内をいただいたので、
参加させていただいた。

と、いうのも、丁度一年前は、亡くなった父の百か日騒動で、
(1/29付のブログご参照。)
14時46分に、南宇和郡愛南町で鳴るサイレンと、
お寺さんの鐘に合わせて、黙とうするくらいしかできなかったので、
今年は、せめて被災地に想いを寄せようと思ったからである。

そのイベントの趣旨は、
福島の農産物をはじめとする風評被害を無くしていこう、
被災の記憶の風化を防ごう、そして、
個人個人が、被災者のために何ができるかを考えよう
ということだった。

被災地でご活躍されている方々のお話しをうかがっていると、
みなさん、大げさにいうと、
それこそ人生をかけて行動されている、
それ相当の覚悟をもって臨んでいらっしゃると感じた。

猪瀬都知事もビデオの中でおっしゃっていたが、
福島を観光して(東京では、一泊あたり3千円の補助あり。)
福島の現状を知る、
福島県の特産物を購入するなどして、風評被害をなくしていく
こうしたことだけでも、被災地のためになるということであった。

私は、だんだん後ろめたくなってきた。
自分は、被災地や被災者のために覚悟をもって行動をおこすことができない、
観光や農産物の購入さえ、一円でもおしくなってためらってしまう。

それも、選挙活動のためという利己的な理由で…
被災地復興のための政治を実現しようとは思うものの、
ダイレクトに行動を起こすほどの気持ちもわいてこない…

『被災地や被災者に想いを寄せるだけでもいいんです。』
という主催者のお言葉を慰めにして、会場を出る。


すると『被災者の方々へのメッセージをお願いします。』といわれ、
不意にペンとハガキを渡された。

頑張ってください、といったおざなりな言葉は絶対書けないと思い、
しばらく考えた。

  自分も福島の原発や農産物の恩恵にあずかってきたかもしれない。

  燃料プールにある使用済み燃料がむき出しになっていたなら、
  首都圏を含め3千万人以上の人が避難生活を余儀なくされていたかもしれない
  ともいわれている。

そう思い
「みなさんのご苦労の上に、今の私の生活が成り立っていると思っています。
 本当に感謝申し上げます。」
と書いておいた。

これを被災地の方が実際にご覧になったら、どう思われるか、
私には、すぐに、そこまで想像する能力はなかった。



”公益社団法人青年会議所”
聞いたことはあっても、何をしている団体なのか知らなかったし、
知ろうともしなかった。

若い人が集まって、何かイベントを開催している、
その程度の理解であった。

が、公開討論会を開いて各候補者の考えをみんなに知ってもらう、
東日本大震災の日にイベントを開催して
風評被害をなくし、被災の記憶の風化を防ぐ、
こうした ”公益社団法人”の名のとおりの活動をされていることを
改めて知った一日であった。



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