五十歳前後の方なら
覚えておられるかもしれませんが、
1970年代の教育テレビで
『働くおじさん』
というタイトルの番組がありました。
今だったら、
性差別だ、セクハラだ、
との批判は免れないでしょう。

さて、私の今の大学のクラスメートや
昨年通っていた予備校の同級生らは、
塾講師や家庭教師など
教育系のバイトをしている子が多いのですが、
中にはコンビニや披露宴会場など
それ以外の分野でバイトをしている子もいます。

私も二十代のときは、
パン屋のバイトでドーナツなどを
揚げたりしていまいしたが、
お店の方は早朝3~4時頃の起床で
夜遅くまで立ちづくめ、
会計や仕入れ・販売個数、
諸設備の整備・点検のことなど
考えなければいけないことも
盛りだくさん、
私には飲食系の仕事は務まらない
と悟ったものでした。

そして、この年末、
私のクラスメートの女子の一人が
ラーメン屋でバイトをしていました。

「年末に大変なこった」
と思った私は、
彼女の働きぶりでも見てみようと
他のクラスメートも誘って、
そのラーメン屋に行ってみました。

いつもはっちゃけている彼女も、
働いているときは、
いつもより大人しめ。
お店の方は、
友人・知人がお店に来たときだけ
いつもこんな感じだと
おっしゃっていました。

そこで、私は、彼女の働く姿や
いっしょに来てくれた
男子のラーメンをすする姿を
無性にスマホ写真に収めたくなりました。

そのとき、みんなから指摘されて
気が付かされたのですが、
まるで、
わが子をビデオや写真に収めたがる
父親のようだと。

たしかに、特に女子は、
何だか、わが娘のような気がして、
悪い男にでも引っかからないか心配です。
実の親御さんの代わりに
看視しておきたいくらいの気持ちです。

もしかして、
彼女の働く姿を見たくなったのも、
わが娘のような感情からきたのかもしれません。

一方、男子に対しては、
わが子というより、後輩のような感覚です。
これはもう、理屈ではありません。

私は、
実際に父親になったことはないのですが、
親の気持ちになれたような一時でした。

そして、
みんなの将来が楽しみで仕方がありません。


それでは、みなさんも、
良いお年をお迎えください!


ラーメン屋ラーメン店



スポンサーサイト
Tag:
| TrackBack:0
私はこの一か月間、
大学での試験のため
普段以上に勉強をしていました。

私が若かりし頃の大学全体の雰囲気と
今の大学の雰囲気とでは、
多少異なっている気がしています。

まず、今の大学の授業は、
いい成績を修めようとすると、
結構しんどいです。

毎回、質量ともハードな宿題を課される
科目もありますし、
授業内容も高度で質が高く、
最先端の研究の一端を学べることもあります。
教授や講師の方々に質問をしても、
分かりやすく説得力ある回答を
いただけます。

また、教授らが
事前に準備をしてくださる
レジュメやプリントなども
毎年の使いまわしではなく、
研究成果を惜しげもなく教示したものなど、
教授らの熱心さが伝わってくるようなものです。

これには、授業の最後でとられる
学生への授業に対するアンケートも
関連しているように思われます。
日本の職場でも
部下が上司を評価する制度が定着すれば、
よりよい職場環境・労働効率が
実現するのではないでしょうか。

また、私は、現在、
教養過程で学んでいるわけですが、
歴史、文学、数学など
社会人が大学以外で学ぶ機会が少ない
科目を学ぶことができています。
巷でも学べる語学や法律などにしても
授業内容や学費などに照らすと、
コストパフォーマンスはかなりよいです。

そればかりか、授業を受けることで
今の政治が
学識的にいかに浅いところで行われているか
感じとることもできます。

例えば、憲法改正について、
9条は改正できるとの前提の上に立って、
改正すべきか否かが議論されていますが、
他の人権保障の規定と同様、そもそも
9条も改正できないという考えもあります。
もちろん、結論として、
改正できるという前提に立つのはいいのですが、
国防という重要な問題なのですから、
少なくとも、そこに至る議論を行い、
我々に説明をする必要はあると思います。

中国の南沙諸島侵攻への対処方にしても
過去の外交史からヒントを得ることが
できるような気もしています。

私は、
こうした教育環境に身を置くことができ、
本当に恵まれていると感じています。

大学は多様性を求めているといいますが、
それは性別や国籍などのことであって、
職歴や年齢などは含まれていないようです。

日本の労働社会が
比較的流動性に乏しいことや
家族を養う責任を果たす必要などから、
致し方ないのかもしれませんが、
私のように独身貴族を謳歌しなくとも、
いくつになっても、
学びたいときに学べる
そんな社会になればいいなと
思う今日この頃です。


Tag:
| TrackBack:0