2016.10.29(Sat):ボランティア活動

こうして、
私を含めた学生数人は、
地震のあった熊本の子どもたちのため
学習支援ボランティアを行うことになった。

この他に、
地震が子どもたちに与えた心理面の影響、
そして、
被災後に見落とされがちな
子どもや女性の立場からの視点や要望について
調査すべく、
ヒアリングを行うことも決めた。

これには、
先日、鳥取でも震度6弱の地震があったばかりだが、
私たちの調査結果をなんらかの形で、
今後の震災に活かせるようにしたい、
こうした目的があった。

そこで、今度は、NPOや保育園など
私たちのヒアリングに応じてくださるところを
探すことになったのだが、
これが思いのほか大変であった。

大変だったというのは、
『被災して数か月しか経っていないのに
 来られても迷惑だ』
といわれたからではなく、
私たちが単なる学生の集まりであって、
大学公認といったきちんとした団体ではないため、
素性がはっきりしていないというか、
私たちの信用性が担保されていないからだった。

ヒアリングをお願いすべく、
いくつもの団体に電話連絡をした。
学生離れした私の声から
大学院生と勘違いされることもしばしばあったが、
私が五十を過ぎたおっさん学生と分かっても、
私が教授ではないことや、
大学公認の団体ではないことなどの理由で、
断わられることが多かった。

それでも、数か所、
NPO団体や保育園などが
私たちの依頼に快諾してくださった。
本当に感謝の念に絶えない。

もちろん、
ヒアリングをお願いしたのは
私だけではなく、十代の学生も
数か所にお願いしてみたのだが、
大人相手に見事、約束をとりつけた。
自分が十代のころを振り返ると、
これには感心させられた。

次回からは、
学習支援ボランティアや
ヒアリングを行っての感想を
述べてみたい。

(つづく)


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こうして、
熊本市の教育委員会事務局を介して
熊本市の小学校で
学習支援ボランティアを
させていただくことになった。

ところで、
この熊本市との連絡だが、
終始、課長さんが応対してくださった。

それは、私が五十過ぎだからではなく、
実年齢に気がつく前から、
私が学生の身分であるにもかかわらず、
課長さんが水害対策などで追われている中
(もちろん、その間は
 私からの連絡は控えていたのだが)
親切丁寧に対応してくださったのだ。

これで思い出したのが
自身の霞が関での勤務経験であった。
この界隈の人たちは、
異常なほどに肩書きにこだわる。
そのくせ、
相手には失礼な対応を平気でする。
例えば、およそ十年前、こんな経験をした。

当時、私は国税庁から東京地裁に
調査官として出向していた。

そして、調査官の私ではなく、
裁判官のほうが、
税務大学校に講師として派遣されいたのだが、
当時は謝礼をもらっていたようだ。
ところが、
他官庁からの講師もあわせ、
国税庁・税務大学校から
謝礼を出すのをやめることにした。

別に、このこと自体は問題ないのだが、
問題は、その連絡方法であった。

当時の私の地裁調査官というのは
課長補佐クラスだったのだが、
国税庁は先ほどの謝礼をやめる話を
係員から私への電話連絡一本で
済ませようとしたのである。

私は信じられなくなり、
せめて本庁の課長クラスの者が地裁に来て、
部長裁判官にきちんと説明するよう、
電話してきた国税庁の係員に注意した。

結局、後日、
税務大学校の課長と
本庁の若手課長補佐が地裁にやって来て、
部長裁判官らに
謝礼をやめることになった経緯などを
説明したのだが、
こんなことをふと、
熊本市の課長さんと電話でお話ししながら、
思い出したのだった。

(つづく)


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2016.10.15(Sat):ボランティア活動

地震のあった熊本の子どもたちのため
学習支援をしたい、
こうした想いで
私を含め学生数人が集まった。

だが、国、県、市、町、あるいは小学校、
どこに連絡していいのか、
まったく見当がつかない。

こうしたときは思い切りが必要で、
中間をとって熊本市教育員会に連絡。

すると、市の教育委員会のほうから、
ちょうど支援要員としての学生を
必要としていた
との返答があった。

時期はお盆を除く夏休みか、
二学期が始まる八月下旬。

地震の影響で補習を要するので、
その支援要員が必要とのことだった。

すでにいくつかの団体が
支援することになっていたが、
まだ、人手が足りず、
地元の熊本の大学生は、
やはり地震の影響で講義が遅れ、
夏休み中も試験があり、
なかなか余裕がないとのことであった。

語弊はあるが、ある意味幸運だった。
子どもたちのために何かしたい、
こういう想いを抱いても、
必要とされなければ意味はない。
必要とされないところに
こちらからお願いしても、
それはもう押し付けになる。
(ただ例外もあり、それは後日紹介)

だから、私は、
すでに人手は足りているとか、
そもそも学習支援を必要としていない
という回答を心配していた。

私のまわりにいる十代の若者が抱いた
子どもたちのために何かしたいという
この気持ちを何とか
かなえてやりたかった。

だから、
必要とされていることが分かり、
ホッとしたのであった。

(つづく)


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2016.10.01(Sat):ボランティア活動
学習支援を中心に
熊本で被災した子どもたちのために
何かしたい。

私が通う大学の下級生からの
こうした呼びかけに、
同じ学生とはいえ、
五十過ぎの私が混じっていいのか悩んだ。

が、何かと
成人がいたほうがよかろうと思い、
参加することに決めたのは、
その翌日だった。

そして、その数日後、初の打ち合せ。
そこで、初めて
みんなの想いが区々であることが分かった。

私は学習支援という点から
中高校生を想定していのだが、
他の学生たちは、
幼児から小学生までを考えていたようだ。

しかも、
子どもたちが被災によって受けた
こころの影響なども調べ、
来る震災に備えるべく
自分たちの周りの人たちにも
その結果を知ってもらいたい、
と考えていた学生がいることもわかった。

こうして、
かなり漠然とではあるが、
ある程度の方向性を決め、
具体的な日程も固めたところで、
旅券・宿泊予約、交渉担当など
役割分担も決めたのだが、
ここは、
おっさんの私があまり口出しせず、
本来の十代の学生中心に
いろいろ経験してもらいたいという
思いもあり、
バックアップにまわろうと考えていた。

が、学習支援にするにしても、
子どものこころの影響を調べるにしても、
訪問先さえ決まっていないなか、
そもそもどこに連絡していいのか、
皆目見当がつかない…

学習支援というだけでも、
文部科学省、熊本県教育委員会、
熊本市教育委員会、益城町教育委員会、
あるいは小学校、
どこに連絡していいのか?

しかも、現場から町、市、県、国と
どこまでの了承が必要になって、
いつになったら回答をいただけるのか?

承諾いただけたとしても、
こちらの都合と日程が合うのか?

また、
地震発生から二ヶ月しか経っておらず、
しかも、昨今は、
水害対策に追われているであろうなか、
連絡して迷惑にならないのか?

かといって、
あまり遅くに連絡しても
夏休みに間に合わない…

課題山積だった。

(つづく)


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