2017.03.31(Fri):両親の思い出

私の両親が眠るお墓は、
母方の祖父母のお墓と同じ墓地にある。

祖父母のお墓参りをして二十年近く、
お隣のお墓の家の方とお会いしたのは、
一度だけである。

二~三年前だったような気もするし、
十年くらい前だったような気もする。

ただ、はっきりと覚えているのは、
お墓に眠るおじいちゃんの奥さまが
車いすに乗って、
お子さんといっしょに
お参りしていた姿である。

先日、お墓参りにいった際、
まず、祖父母のお墓のほうをそうじした。
ふと、お隣のお墓をみると、
側面にまっ白な戒名が彫ってあるのに
気がついた。

あの車いすに乗った
おばあちゃんの戒名らしい。

死没年月を見ると、
おじいちゃんが亡くなって二十年近く、
おばあちゃんは、ようやく
おじいちゃんのもとにいったようだ。

私の父は
母が亡くなってから十年後に
また母といっしょになった。

人生の伴侶が亡くなったあと、
残された者は
どのような想いで過ごすのだろうか。

命のはかなさと
夫婦の間だけの世界。

前者は実感できたが、
後者はどうしても分からない。


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2017.03.24(Fri):ボランティア活動

以前申し上げたことはありますが、
私はボランティアで
中学生の勉強会に参加させてもらっています。

そろそろ三年目に突入し、
当初中学一年生だった子らは、
中学三年生になろうとしています。

ここで私は、
子どもの成長というものを目の当たりにし
多少戸惑いをおぼえています。

身長が急激に伸びたり、
身体つきが大人っぽくなるといった
外見的特徴もそうなのですが、
素直でかわいらしかった子が
いつの間にか反抗的になったりして
困惑しています。

反対に、勉強せずに
大きな声でおしゃべりばかりしていた子が
受験が近づくにつれやる気モードになり、
見事、高校に合格した後は、
礼儀正しくお礼をいってくれると
感動的にうれしくなります。

私は独身で、
よって子育ての経験もないので、
困惑も、うれしさも新鮮です。

そして、
この勉強会という活動を通じて、
親御さんや学校の先生がたのご苦労の
いったんだけでも体験できているのは
本当に貴重でありがたいことであると
改めて感じているところです。


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2017.03.13(Mon):わたしの信条
三月に入ると
来年卒業予定の学生にとっては、
就活が本格化する時期だ。
先日、仕事について
旧友と話をしていたとき、
はっとさせられた一言があった。

それは、
わくわく感があるから働ける
という一言だった。

わが身を振り返ってみると、
国家公務員として働いているとき、
わくわく感をもって
仕事のできた職場は限られていた。

現場や国際機関など
自己裁量の余地のある職場もあったが、
ほとんどの職場では、
自分の意見・考えは押し殺された。
まさに組織の歯車。

少なくとも私はそう感じていた。

もちろん、
世の中のみんながみんな、
本来自分のやりたい仕事に
つけているわけではない。

比較的安定した収入が期待される組織の中で
自分を抑えながら働いている人、
たまたまついた仕事の中で
働きがいを見い出そうと頑張っている人、
家族を養うために働いている人、
リスクを伴いながら
フリーランスもしくは経営者として働く人、
様々なのであろう。

自分はというと、
悔いのない人生にしたい
と考えたとき、
養うべき家族がいない境遇にあるからこそ
リスクを伴っても
自分のしたいことをすることにした。

この年齢になって
大学で勉強しているのもそうなのだが、
今、自分がどこの政党にも属さず
政治活動をしているのも、
思う存分自己表現のできる場、
自己実現のできる場、
そして、
わくわく感をもって活動できる場を
求めていたからかもしれない。

が、
覚悟も必要だ。


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2017.03.03(Fri):経済・税金問題

プレミアムフライデーから一週間。
その目的は消費を増やし、
働き方を変えることにあるとされてます。

ただ“そんな暇はない”という声がほとんどで、
そもそも消費が伸びないのは、
将来や老後に不安があるからでもあり、
日本人の働き方についても、
長時間労働を美徳とする意識は
なかなか変えられそうにもありません。

このように、
プレミアムフライデーの効果については
多少疑問はあるものの、
景気回復つまり国内総生産(GDP)を増やす
という点で方向性は間違っていないと思います。

ところで、なぜ、
“消費”が伸びれば
国内“総生産”も増えるのでしょうか?

GDPとは、あえて一言でいうと
日本中の商売の“もうけ”を
ぜ~んぶ足し合わせた額をいいます。
これが“総生産”の意味です。

ただ、日本中の“もうけ”を
正確に把握し足し合わせるのは困難!

そこで“もうけ”は
報酬や利子・配当といった形に変えて
めぐりめぐって個人や法人により、
最終的にはすべて消費されるものと
統計上みなされることになっているのです。
(なお、法人の消費は“投資”のことです)
消費(投資)なら統計をとることは可能です。

よって、消費・投資が伸びれば
GDP(国内総生産)という統計値も
伸びるというわけです。

しかし、日本の人口は減っているので、
GDPは減るのが自然です。

それでもGDPを増やそうというのであれば、
人口の減少率以上に、
一人当たりの“消費”を増やし、
一人当たりの“生産”性をあげるしかありません。
しかし、日本の労働生産性は
世界的に低いとされています。

そこで、働き方を変えることで
労働生産性の向上を図る必要もある
ということなのでしょう。

ところで、先ほど、
日本中の“もうけ”を足し合わせることは
現実的でない旨申し上げましたが、
ざっくりとこれに近い数値は出せます。

それが、消費税の税収額です。
消費税は個人が消費する物やサービスの
すべての流通過程で生じた“もうけ”
に課税されます。
(法人の消費は消費税の計算上控除されます)
だから、
消費税の税収額を税率で割り戻せば
GDPのうち
個人消費が占める値に近い数値は出せます。

ただ、非課税事業者も存在するので、
GDPの個人消費値よりは
どうしても小さくなってしまいます。
さらに、以下のような理由にもよります。

“もうけ”をもう少し正確にいうと
価値が付加されることをいいます。
よって、ヨーロッパなどでは
消費税を“付加価値税”といいます。
ただ、日本は税金のネーミングの際
“もうけ”“付加価値”のほうではなく
それが最終的に“消費”されるほうに
着目したということなのでしょう。

だから
“もうけ”が形を変えたにすぎない
給与や利子・配当、そして
所有者が変わるだけで
労力で価値が付加されることのない
土地やお金の取引などには
付加価値税や消費税はかかりません。
(ただ、仲介行為については
 手数を省けるという価値を
 生み出していますので課税されます)

つまり、GDPの対象とならないのは
消費税もかからないのです。

ただ、消費税がかからないものには
もう一つ別のタイプがありまして、
学校教育や福祉事業、介護サービスなど
価値が付加されるサービスでも、
社会政策的配慮から
非課税となるものもあります。

このようにGDPの対象にはなっても
社会政策的配慮から
非課税となるものもあるので、
消費税の税収額を税率で割り戻しても
GDPのうち個人消費の占める値よりは
どうしても小さくなるのです。

【計算例(H27年度:単位10億円)】
17,426(消費税収)÷6.28%(税率)
=277,484(国税部分のみから推計)
実際の民間消費支出額;299,854


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