おもろい話やで | 日記
もう二週間前になるが、東京MXテレビで、
『ウルトラマンをつくった男たち』
というかなり昔の番組の再放送を視た。

話の内容は、こうだ。

ある既婚の若い女性スタッフが、
TBSから円谷プロに左遷された主人公の監督に想いを抱いていた。
ある夜、その女性は、主人公の男性といっしょに飲んだ後、
酔っ払ってしまい、その独身の主人公の部屋にかつぎこまれる。

その女性は、やはり酔ったまま、
布団に一人でもぐりこみ、そのまま下着一枚になってしまう。

しかし、その主人公は、
その女性のあらわになった肌を隠すかのように、
さらにもう一枚上から毛布をかけ、
自分は、外に出て夜道を散歩する。

そして、明け方になって、その主人公が自分の部屋に戻ると、
その女性はすでにそこにはおらず、
布団や毛布がきちんとたたまれ、
机の上に一枚の書置きが残されているだけだった。

『私は、下手な芝居をしてしまいました。
 〇〇さんの親切に感謝いたします。
 でも、親切というのは、時に残酷なこともあるんですね。』

そんなドキドキもんのドラマだったが、
最後に、フィクションであるという表示もされていた。


しかし、私が気になったのは、この場面ではなく、
以下に述べる場面であった。
しかも、この部分は、まったくのフィクションとは思えない。

ここからは、昔のウルトラマンをご存知でない方は、
何のことやら、まったく分からないお話しとなるので
ご容赦願いたい。

スカイドンというメガトン怪獣を宇宙に戻すというお話しのとき、
科学特捜隊のハヤタ隊員が、ウルトラマンに変身する際、
普段は、カプセルを右手に空に突き出すところ、
このときは、基地の中でカレーライスを食べている最中だったので、
間違ってスプーンを突き出してしまう、というシーンが実際にあった。

私も、このシーンはよく覚えているのだが、
そのドラマの中では、そのシーンが大反対され、撮り直しを命ぜられる。
ヒーローがドジをするというのは、
子どもたちの夢を壊すことになるからという理由で。

しかし、その主人公の監督は、
ウルトラマンをもっと身近に感じてもらいたいという信念の下、
撮り直しを頑として聞き入れず、結局、放送されることに。

そして、結局、そのスカイドン登場の回は、最高視聴率をとる。
(ただ、実際は、ウルトラマンと引き分けたメフィラス星人登場の回。)

そうすると、周りの態度は手のひらを返したように急変。
TBSからも、本社のドラマ制作に戻るよういわれるのだが、
その主人公は、逆にTBSを退社し、フリーになる道を選択するというお話し。


このシーンで、まず考えさせられたのは、組織の壁。
この主人公は、見事、その壁を打ち破ったのだが、
並大抵のことではない。

しかも、厄介なのは、その組織の考え方が、
必ずしも世間の需要とマッチしていないということ。

よく、食品会社やレストランが新製品を売り出す際、
社長や取締役に試食をしてもらって、
OKをもらわなければならないという話を聞く。

しかし、そもそも、そうしたお年寄りたちの舌と、
実際に食べる人たちの舌は違うのに、
なぜ、こうしたシステムになっているのか、
甚だ疑問である。
そして、実際に売れないことのほうが多いらしく、
むしろ、昔ながらの定番商品のほうが売れているという。

当前といえば、当前。
それでも、そうしたシステムが変わらないというのは、
組織の理論によるものなのか…。
しかも、世間とずれていることのほうが多い気がする。

次に私が気になったのは、
やはり、”結果”が重要であるということである。
この点は、1/16付のブログでも述べた。

”結果”は、周りの態度を変えるだけではなく、
周りがみる、その人の人格さえも変えてしまう。

活躍しているスポーツ選手や芸能人、映画監督などを思い浮かべていただきたい。
そうした方々が、普通の人だったら、という眼でみていただくと
実感できると思う。


だから、私は、
普段視ていたNHK大河ドラマの ”八重の桜”を視忘れるほど、
この番組にのめり込んでいた。



【More...】

後日、”マツコ&有吉の怒り新党”という
TV朝日系列の番組で、
この主人公のモデルは、
2006年に亡くなられた実相寺昭雄監督
であることが分かりました。
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