東京の江東区では、区立の小・中学校は、
原則、住所によって通う学校が決められているが、
学校選択制も採られている。

だから、親御さんがお子さんを
どの学校に通わせるべきか判断できるよう、
区立の小中学校が、一定期間、公開されている。

ただ、それだけでなく、
住民にも学校の実態を知ってもらおうという狙いもあるので、
別に、私のような子どもがいない者でも見学できる。

そこで、私も、出身中学を見学することにした。

1時限の授業から見学すべく、朝8時半ころ、
中学校に到着。
“学校公開”という看板はあったものの、
校門が閉まっていたので、
数メートル離れた所にあるインターホンを押す。
校門から入ってくださいと言われた。

もう一度、校門に戻ってみる。

施錠されてはいなかったものの、
門に鉄棒がかかっていたので、
柵の間から手を差し入れて腕を伸ばし、鉄棒を横にずらす。
どう見ても、怪しい。
周りに人がいないかキョロキョロする。
余計に怪しい。

ようやく、33年ぶりに校内に足を踏み入れる。

最近、耐震補強はされたものの、
校舎自体は建てなおされていないのは
外から見ていても分かっていた。

だから懐かしいと感じると思いきや、
初めて来る場所に思えた。

つい二ヶ月ほど前、同級生らに会ったときは懐かしかった。
しかし、どうやら、
校舎の思い出のほうは消えてしまっていたようだ。

ただ、何か、狭くて小さい。

完全に消えたわけではなかった。
机や椅子、黒板が変わり、
トイレの扉もカラフルになってはいたものの、
水道管やコンクリートむき出しの水洗い場、
教室や美術室、そして音楽室は当時のままだった。

音楽室の後ろのほうで、掃除の時間、
同級生に雑巾を至近距離から投げてもらい、
私が、ほうきをバット代わりに打つ。

まぐれで当たると、
”わーすご~い”
近くにいた同級生の女の子が、
その可愛らしい声をあげながら、
一生懸命、拍手をしてくれた。

野球が下手で思春期の私は、二重にうれしかった。

ただ、その33年後、今から二ヶ月ほど前、
その彼女と再会。
が、私のことは忘れていたようだった。
完全な片思い。
音楽室の話はできなかった。


いよいよ、教室に行って、授業を見学。
1時限目と2時限目の授業を、
それこそ一年生から三年生まで
すべての授業を見学させてもらった。

私の他にも、
数名、私と同様、授業を見学されている方がいらした。

私が通っていたときは、一学年6クラスあったが、
今は、三年生が3クラス、一、二年生が4クラス。
全国では、少子化が進んでいるが、
ここ江東区の人口は増えている。
また、学区外からこの中学校に通ってくる子もいるらしい。


子どものいない私にとっては、初めての授業参観。
つづきは、また後日。


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