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2013.05.21(Tue):介護・福祉問題
野球漫画『ドカベン』の主人公、
山田太郎、
“不言実行”の男として描かれていた。

以前は、このように、
寡黙こそが日本人としての美徳とされていた。
しかし最近は、
グローバル化社会を生き抜いていくためには、
日本人もアピールすべきはアピールすべき、
として、“有言実行”のほうが評価されつつある。

だからか、日本維新の会の
石原・橋下共同代表が人気があるのは、
(ごくごく最近は別として)
都政、府政、市政改革を、
完全ではないにせよ、一部でも実行してきたからだと思う。

一方、“不言実行”の本当の政治家が、
林横浜市長だ。
もちろん、みなさんご承知のとおり、
ごちゃごちゃ言わず、
全国最悪だった待機児童数をゼロにしたからである。
保育士の確保が課題として残っているとはいえ。

本当は、横浜市民にとっては
“有言”だったのかもしれない。

つまり、石原・橋下共同代表のように、
全国的知名度がなかったがために、
“待機児童数をゼロにする”というスローガンが
横浜市以外には聞こえてこなかっただけかもしれない。
あるいは、両共同代表とは違って、
控えめな性格だったからかもしれない。

それにしても、すごすぎる。
民間企業の参入や保育コンシェルジュの導入だけではない。

まず、設備計画の権限を
横浜市から区に委(移?)譲した。
プライドの高い中央官庁には
できない発想である。

次に、保育施設の場所を見つけるため、
職員が歩きまわり、
駅前の駐車場や大学などの一角をおさえた。

さらに、
“保育施設が増えればいいというだけではない。
 近くに子どもをあずけられる場所になければ意味がない。“
そういった住民のニーズをきちんと把握。

そして、お子さんをあずけられる場所をあちこちに設けた上で、
バスで子どもを郊外に設置した保育所に移動させる。
こうして知恵を出して工夫もした。

財源は、他の予算を少しずつ削ってねん出したという。
一言でいうと簡単にきこえるが、
さまざまな既得権益との戦いがあったにちがいない。

そして、ついに菅官房長官が、
横浜方式を全国に展開する
といった旨を発言。

“地方から国を変える”
と抽象的なことをいって当選したものの、
実際に何をやったのか見えてこない政治家は数多い。

そんな中、林横浜市長は、本当に、
横浜市から国を変えつつある。

一方でリコール運動もされているようではあるが、
私が生まれて初めて
すごいと感じた政治家である。


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