2013.08.27(Tue):介護・福祉問題
数日前、横浜市で、88歳の男性が踏切横断中、
警報機が鳴り始めたが、渡り切れずに
電車にはねられ、亡くなられた。
いっしょに渡っていた奥様の眼の前での出来事、
本当に痛ましい。


私の生前の父は、寝たきり状態のときもあったが、
一番体調の良かったときで、
杖をついて外を散歩するくらいまで回復したときがあった。
その時は、休日になると、よく一緒に散歩に出かけていた。

大変なのが、横断歩道を渡るときである。
我々健常者は、信号が点滅したときくらいしか
渡りきるタイミングというか時間を気にしない。

しかし、老齢者が渡るときは、
信号が青になるときが勝負だ。
青になった瞬間に渡り始めないと、
間に合わないのだ。

私の父はチャレンジ精神旺盛だったので、
青に変わってから数秒経っても
渡ろうとしていたので、よく渡るのを制止したものだ。

それでも強引に渡ったときや、
青になったと同時に歩き始めても
歩くのが遅くて渡りきれなかったときは、
私はよく
待ってくれている車の運転手に向かって
頭を下げながら赤信号を渡ったものだ。


事故のあった踏切は、
1時間のうち15分しか開かない踏切で、
全長60m(避難スペースまででも22m)もあったらしい。
だから近くには歩道橋もあったということだが、
エレベーターがなかったらしい。

世間では子育てで苦労された方が大勢いらっしゃるので、
子育てや教育はあつく語られる。
子どもの未来は心配してくれる。

一方、高齢者といっしょに暮らしたことのある方は少ない。
そして、子育てをしている親御さんらとは異なり、
高齢者の方自らはなかなか声を上げることができない。

だから、高齢者のための政策は後回しになるというか、
そもそも高齢者といっしょに暮らしたことのない
政治家や役所の職員らは、
対策の必要性自体に気がつくことができない。

エレベーターが設置されていなかった原因は
そんなところにもあるのだろう。


スポンサーサイト

Tag:
| TrackBack:0
TrackBackURL
→http://inoino700.blog.fc2.com/tb.php/237-0015b4ad