連日、
川崎市での上村さん殺害事件に
関する報道がなされているが、
キャスターも、識者も、そして政治家も
共通していることは、
忘れていることである。

2~3年前の、
いじめを苦にして中学生が自殺した数々の事件、
大津市、広島県廿日市、名古屋市での事件
そして、未成年者どうしではないが、
大坂のバスケ部顧問の
暴行等を苦にして高校生が自殺した事件。

しかも、こうした事件があった頃、
『いじめ防止対策推進法』
なるものも成立している。

今回の事件が、
この法律の対象になるか
微妙なところはあるが、
問題の本質はそこではない。

つまり、みんな事件が起きると、
真剣に考え、対策を講じたふりをするが、
その場限りの体裁を整えて終わること
そこが問題なのである。

マスコミも、国会審議でも、
似たような議論は、
数年前に同様の事件があったときに
既にしている。

議論すべきことは、
過去にとった対策や既存の法律が
なぜ有効に働かなかったのか、
そこを洗い出し、
そして、それを踏まえ、
あらたな対策を講ずること。

ただ、テレビなどを見ていると、
今の識者や政治家では到底無理と感じた。

発する言葉が抽象的で宙に浮いている。
なぜなら、自分たちは
いじめられた経験もなく、
不良グループに関わったこともないため、
つまり実体験もないのに、
思い付きで議論しているからである。

人間が思いつくことは限られている。
だから、
議論が数年前のものと同じになる。
そして、時間が経つと興味がなくなるから、
後は考えない。

これでは、
事の本質や根本原因を見極めることはできない。

私の個人的意見はこうだ。

いじめられている子の中には、
恥ずかしくて誰にもいえない子もいる。

特に、親や教師には。
ばれると仕返しがこわいし、
親や教師は、
仕返し防止策までとってくれるとは
思っていない子もいる。

人は、仲のよい人か、
逆に、まったく知らない人に
声をかけやすく、
かえってその中間にある人たちには
声をかけづらい傾向にある、
という話も聞いたことがある。

報道によると、
上村さんも仲のよい友達には、
現状を訴えていたようである。

これらのことを踏まえると、
ある市町村
(すみません、どこか忘れました)
でとっている次のような対策が有効だと思う。

それは、
匿名で児童生徒から相談を受け付け、
内容なども秘密にするという約束で
相談を受けるというところをつくった、
ということである。

秘密のままでは対策はとれないので、
おそらく対策の進行度合いなどを加味して、
どのタイミングで、どこと
連絡をとるのかを慎重に考えるのであろう。
(すみません、正確なところは分かりません)


とにかく、キャスターも、識者も、政治家も、
無責任に、しかも無意識に、
数年前と同じ議論をして
ええかっこしいするのを
見苦しく感じるのは私だけであろうか。


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