2016.03.24(Thu):両親の思い出
『明日から寒くなるから、
 お花もつわよ。』

桜のお話しではない。

彼岸明けの昨日、
母方の祖父母のお墓参りと、
両親のお墓参りにいった。
墓地が同じだから都合はいい。

私は、お墓参りのときはいつも
駅前のこのお花屋さんで
供花を四束購入することにしている。

彼岸中日の春分の日にお墓参り、
それがふつうなのかもしれないが、
桶や杓子、たわしが限られている中、
落ち着いてお墓参りをしたかった私は、
暖かったこともあり、昨日にした。

が、人間、考えることは同じ。
予想以上にお墓参りをする方々がいらした。

『こんにちは』

私よりは若いと思われるその娘さんは、
お母さまと二人で、お墓そうじをしていた。
お父さんのほうはというと、
そばでじっと見守っているだけだった。

今どき
『ぼけっとしてないで、
 あんたも手伝いなさいよ!』
とでもいわれるのであろうが、結局、
そのお父さんは何もいわれなかった。
私からは、その方の下半身が
お墓がちょうどじゃまして見えなかった。

私のほうはというと、
墓地が東京の多摩地方だからか、
花粉がひどく、鼻水がとまらない。
個人的には今年の症状は最悪で、
鼻をかみながらのお墓そうじは
初めてである。

そして、あのお三方(?)が去ったころ、
私のほうもそうじを終え、
お線香に火をつける。
が、百円ショップで購入した
チャッカマンの調子がよろしくない。

念のためにもってきたライターを取り出し、
それで火をつけて、合掌。

ここは祖父母のお墓である。

親孝行をされる方は多いと思う。

肩をたたいたり、食事にさそったり、
旅行につれていったり等々。
しかし、私はというと、
結局何もできず、
先に逝かなかったことが
せめてもの親孝行だったか…

一方、祖父母孝行のほうは、
(こんな言葉はないかもしれないが)
年齢差もあって、
なかなかできない方のほうが
多いのではないだろうか。

ほとんどの方が、幼いころ、
おばあちゃん、おじいちゃんに
かわいがられたことと思う。

私もそうだった。
しかし、
祖父母にも何もしてあげられなかった。

だから、私は、せめて
このお墓参りに来たときだけでも、
墓前で手を合わせて、
じっくりお礼をする。

落ち着きたかった理由はここにもあった。


お墓参りに来た他の方の声が、
私を現在に戻してくれた。

そして、父方の祖父母も眠る
両親のお墓のほうへ向かった。


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