2016.05.20(Fri):介護・福祉問題

私が住んでいる
東京都江東区の北部は
高齢化が進んでいる。
自分のポスター掲示をお願いする際、
家主さんがご高齢であることが多い。
ご高齢の方は総じて親切で、
年下の私にも礼儀正しく接してくださる。

もう一つの特徴は、少数ではあるが、
身の上話をされることである。
特に、ご主人やお子さん、ご兄姉など
身内の方を亡くされた方が多い。
短くても10分ほど、
時には30分以上お話しすることもある。

生前にご苦労された話、
身内の方が亡くなられたときの様子など
見ず知らずの私に、
そこまであけっぴろげに話されても
大丈夫なのか、
と思ってしまうほどである。

私が感じたのは、
投資や訪問販売などで
ご高齢の方が詐欺に引っかかりやすい
その理由である。

マスコミでも報じられているように、
詐欺師らは、
こうしたご高齢の方々の心のすき間を
ねらって近づき、
話をきいてあげて親密になったところで、
投資話などをもちだす。

私も自分のポスターを貼らせてほしい、
そんな下心があって接しているので
本当に偉そうなことはいえないのだが、
やはり、普段から
ご家族の方やご近所の方々が、
ご高齢の方のお話しをうかがうことが
振り込め詐欺なども含めた詐欺被害を
防止する上で大切なことだと実感できた。
(今、急性喉頭炎を患っている
 カンニング竹山出演の
 そうしたCMもあった。)

と同時に、
警察や金融機関、マスコミなどが
いくら注意喚起しても
詐欺被害が減らない理由も
分かったような気がした。

が、
自分自身をふり返ってみると、
先に母を亡くした父の話を、生前、
十分に話をきいてあげたかというと、
そうではなかった。

私が仕事などから帰宅すると、
ベッドにいることが多かった父は
待っていましたとばかりに
私に話かけてきたものだが、
疲労困ぱいのところに
話かけられても、
きちんと話を聞いてあげることは
できなかった。

私と同じような経験をされている方も
少なくないのではないか。
私は、そうした方々のお気持ちも
察することができてしまう。

だから、
ここにこそ、
高齢者の詐欺被害が減らない
本当の理由があると、
私は思う。


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