おもろい話やで | 日記
私は、一年間だけだが、札幌国税局で、
税金を払ってくれない滞納者から、
税金を回収するという仕事をしていた。

今回は、そこで経験したお話しをしたい。

税金を払ってくれないない人は
簡単には払ってくれない。

だから、職員が税金を使って滞納者の所にうかがい、
払ってもらうよう催促する。

ある日、右翼と称するお方の所にうかがうことになった。
憂うつになった。

ただ、ベテラン職員の方と二人で行ったので、
ちょっとだけ安心だった。

右翼と称する方のお宅に到着。
幸い、事務所ではなかった。

私は、当時、
法律を守らないような滞納者相手に礼儀は不要
と、勝手に思っていた。

だから、いっしょにいたベテラン職員の方が
きちんとご挨拶しているかたわら、
私は無言でおじゃまする。

いきなり、怒鳴られた。

  挨拶くらいしろ!

私は、変な反抗心があって、無言でいた。

  右翼なら、税金払ってくれよな…

その後も、相手の攻撃は続く。

『住専とやらで、税金の無駄使いしやがって!』

「税金を払わないあなたがいうことじゃない。」

こんなことを言うのは、火に油を注ぐようなもの。
その瞬間の私は冷静でなかった。

相手の言うことは、正論から脅しに変わっていく。

『お前、俺が何者が知っていっているんだろうな!』
『血気盛んな若い者が黙ってないぞ!』
『お前の住んでいるところなんか、分かってるぞ!』
『お前にも家族がいるだろ!』

私は、思った。

  住んでいるところは、宿舎の最上階で一番奥の部屋だから、
  トラックで突っ込むこともないだろうし、
  猫の死骸とか、糞尿をばらまくにしても一苦労。
  実際にそうされても、私の財産じゃないし…(すみません)
  
  俺が独身とかっていうことまで知っているのかな?
  両親は、東京の病院で二人そろって入院中だから
  まず大丈夫だろう…

だから、私は、法律は守ってくれ、といったようなことを
繰り返し言っていたような気がする。

すると、お前は何様のつもりだと、怒鳴られる。
大人げない私は、

  私がいっているのではない、
  法律がいっているだけだ、

みたいなことを言っていたと思う。

ベテラン職員の方が私もなだめる。


帰り際、その右翼と称する方は、
笑顔で私にこう聞いてきた。

『お前、いくつだ。』

私も笑顔で答えた。

「三十代ですけど。」

  なんだ、俺のこと全然調べがついてないじゃん。


後日、数千万円が納められていた。


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