2017.01.14(Sat):政治活動
私がある駅前で
通勤・通学するみなさんに
朝の挨拶をしていると、
いつからか、
4~5歳の女の子が
『あっ、いた!』
といって、私を指さすようになった。

私はそんな女の子にきまって手をふり、
女の子はお母さんに手をひかれながらも
私のほうを見ていてくれる。
そしてしばらくすると、きまって
お母さんに笑顔で何かを語っていた。

女の子と私の間の無言の交流のうちに
その親子は数メートル進んでしまうので、
何を語っているのか私には聞こえない。

そんなある朝、いつもと違って、
親子が私のほうに近寄ってきた。
初めてである。

『おはようございます。
 娘がいつも猪野さんにお会いできるのを
 楽しみにしているんです。
 この娘、猪野さんのファンなんですよ。
 いっしょにいるところの写真を
 撮ってもいいですか?』
といってお母さんはスマホを取り出した。

ずっと独身の私は、
子どものだっこの仕方が
よく分からなかったので、
とりあえず女の子と身長を合わせるため、
しゃがんだ。

すると、
女の子がピースサインをしたので
私もつられてピースサインをした。

『○○ちゃん、マスクとって。』

写真を撮り終えると、
お母さんは
『いつも出かけるとき、
 きょうは、おにいちゃんいるかな?
 って、きいてくるんですよ。』
といってくれた。

もちろん
“おにいちゃん”というのは
社交辞令なのだが、
どう返したらいいかとまどった私は
『おにいちゃんじゃないよ。
 おじちゃんだよ。
 しかも、かなりの…』
と女の子に返した。

そして、
お母さんがお礼をいってくれると
私は女の子に手を振った。

女の子はお母さんに手をひかれながらも
私のほうを見ていてくれる。
そしてしばらくすると、いつものように
お母さんに笑顔で何かを語っていた。

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