今朝の参議院本会議で、
民進党の蓮舫議員が代表質問の中で
アベノミクスが
大幅な金融緩和や財政出動を主体としているのに対し
ヒトへの投資を主張していた。

その文脈のなかで、
昨年末に電通の新入社員が
自殺したことをあげながら、
過労死を防ぐ必要性も訴えていた。

ところで、現在は知らないが、
かつては霞が関で働く官僚で、
自殺する者が少なくなかった。
約二十年前、話たことはなかったが、
私の後輩に当たる者も庁舎内で自殺した。

しかし、こうした自殺者が出ても、
大きく報道されることはなかった。
当時は庁舎の窓には網も張られていたが、
それは飛び降り防止のためだという
まことしやかなうわさもあった。

こうした自殺の原因は不明だが、
過労を苦にしたものだと推測される。
霞が関は不夜城と揶揄されることもあり、
残業時間が月に200時間というのも
珍しくなかった(もちろんフルに手当は出ない)。

その原因の一つが国会質問の待機である。
事前に議員から質問を通告してもらい、
官僚が答弁案を作成するのだが、
問題はその通告が来るタイミングである。

私が経験した中でもっとも遅かったのは、
質問される日当日の午前1~2時だったと
記憶している。
当日の明け方に
国会待機が解除されることもあった。

特に野党議員の通告が遅い。
もし、過労防止の必要性をいうなら、
隗より始めよで、
質問通告を早くすべきである。

東京の区議会の中には、
質問通告を前日の一定時刻に締め切っている
ところもあると聞いたことがある。

たしかに、
国政の場合は区政と異なりその範囲が広く、
国際情勢も含め、
直前まで何が起きるか分からないということはある。
しかし、議員にも当事者意識があれば、
つまり官僚をヒト扱いすれば、
事態は改善されるはずである。

上司の部下に対する態度も然りである。
過労の問題は労働時間だけの問題ではない。
働きがいが感じられれば、
時間を忘れて没頭することもできる。
しかし、
上司の都合だけで部下が職場にいるのであれば、
モノ扱いされる部下のほうはたまったものではない。

組織で動く以上、
不可避な面もあるのかもしれないが、
過労の問題は、
部下をパソコン扱いすることにもあると思う。


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