2017.05.10(Wed):復興・原発問題
福島原発事故の被災地を訪れたお話しも
今回が最後です。
さて、私もこの訪問に参加できるよう
尽力してくださった区議ご自身は、
所要のため、二日目の早朝、
東京に戻られました。

その際、私はその方から
放射線量を測定する装置をお借りし、
富岡町や大熊町を訪れた際も
ずっと測定していました。

意外だったのは、
これら居住制限地域だったところは
原発事故が起きる前の放射線量と
ほとんど変わらなかったということです。
放射性廃棄物の保管場所前でも
若干上がった程度です。
ただ、林の中を通ったときは
10倍近くに上がり、
福島第二原発が見える海辺に出たときは
15倍近く跳ね上がったのも事実です。

おそらく、
居住制限が解除された地域は、
他の地域よりも放射線量が依然高いと
報道されているのも、
このように高く測定される地域もあるから
かもしれません。

それにしても、
居住制限解除地域と
未だ解除されていない地域とが
道一つ隔てたところに並んでいるというのも
おかしなことというか、
人為の限界というものを感じました。

そして、最後に驚くべき事実を。

私は、東京への帰途についても
放射線量の測定を続けました。

福島から離れるにつれ、
値は徐々に下がったかに思われました。

しかし、
東京の自分の部屋に到着したときです。
放射線量が、富岡町での測定値の
1.3~1.5倍の値を示していました。
放射性廃棄物の保管場所前の値と
さほど変わりなかったのです。

もちろん測定器によって
示す値も異なってくるそうなのですが、
同じ機器で測っていたわけですから、
相対的は高低値ということでは
間違いないでしょう。


私たちは、何らかの問題について
意見を形成するとき、
内容をそのまま鵜呑みにしないまでも、
書籍や報道、ネットなどからの情報に
頼ることがほとんどです。

すべての問題について
自らが体験し調査することは不可能です。

ただ、
実際に現地に訪れて見聞したほうが
より正確な情報に基づいて
意見をもつことができますし、
そうした意見のほうが
迫力はあるんだろうと思います。

私も、原発問題については今一つ
確個たる意見をもてませんでした。

これが、今回、
無理をお願いしてまでも
原発事故の被災地を訪れる会に
飛び入り参加させていただいた理由です。
そして、
その意義は大いにありました。

福島3福島4


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