2017.11.04(Sat):憲法・法律問題

今、衆院での質問時間の配分について
問題になっており、
自民党は議席配分どおりに
質問時間も配分するよう主張している。

この背景には、
特に自民党の新人議員から
質問の機会を与えてほしい、
という要望があるようだ。

それだけ他に
議員としての活動がないのであろう。
まさに、政党の駒であることの悲哀か。

ただ、形式的には、
自民党の主張が正しいようにも聞こえる。

しかし、マスコミなどでは、
そもそも自民党が野党時代に
野党の質問時間が増えたことを指摘するが、
むしろ問題は、
立憲民主党の枝野代表が指摘するように
民主主義という点である。

民主主義とは多数決ではない。
それなら、国会審議は要らないはず。
国会は、
与党の多数意見に野党の少数意見を
どのようにどれだけ反映させるかを
議論する場なのだと思う。
これが民主主義ではなかろうか。

そして、議院内閣制のわが国では、
国会審議の前に、与党は、政府から
法案などについての事前説明を受け、
既に了承済みである。
だから、ここで
与党の多数意見はできあがっている。

よって、
国会の場で与党が質問する意義は小さい。
それよりも、どのようにどれだけ
野党の少数意見をとりこむのか、
そこを国会で議論することが重要になる。

与党とはいえ、
政府ではなく立法府の一員なのだから、
国会での質疑のための時間も
議席配分どおりが当然、という主張は、
米国のように三権分立が徹底している
ところであればもっともなのであろう。
しかし、先述したとおり、
わが国は議院内閣制である。

だから、
質問の時間配分は現行のままでいいと
私は思う。

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