2017.11.15(Wed):外交・安保問題
先日のASEAN関連首脳会議で
北朝鮮の核問題も話し合われた。

この問題に対し、各国は
圧力と対話で応じているようだが、
圧力の果てにまっとうな対話は
あり得るのだろうか。

圧力によって相手は弱まる。
ただ、弱まるのは
北朝鮮の首脳陣でなく一般市民。

圧力は相手の怨みも増幅させる。
そして、その怨みは、
中韓の反日感情のように何十年も続く。
また、将来のテロを招くかもしれない。

だから、圧力あっての
まっとうな対話はあり得ない。

では、どうしたらいいのか?

問題解決に必要なことは、
問題の原因を探り、
それを除去すること。
だから、対話はそのためにある。

では、北朝鮮問題の場合、原因
すなわち北朝鮮の言い分は何か。

“米国が核兵器を持つなら、
北朝鮮も核兵器で守るだけ。
これこそが、お前らのいう
核の抑止力による平和ではないか。
ヘビースモーカーの米国に
禁煙しろといわれても説得力はない。
お前が何本もタバコを吸うんだったら
俺にだってタバコを吸わせろ。”

こういうことなんだろうと思う。

これに対し最悪のシナリオは
ヘビースモーカーの米国が
北朝鮮の喫煙を認めること。
つまり、核兵器の保有を認めること。

これはあってはならない。
核の抑止力による平和ほど
不確かなものはないからだ。

この抑止力は、
相手国が核による先制攻撃をしない
という妙な信頼関係があってはじめて
機能するといわれている。

かつての米ソ冷戦時代も、
キューバ危機という
人類滅亡の危機という局面を
かろうじて乗り越えたからこそ
お互い先制攻撃をしないという
ある種の確信が生まれ、結果、
核の抑止力が機能しただけだと
されている。

とるべき方向は逆である。

ヘビースモーカーの米国が
タバコを一気に止めるのは無理だが、
本数は減らしていく。
だから北朝鮮にも禁煙をよびかける。
すなわち、
米国を始めとする世界の核保有国が
核兵器を一気に廃絶することは無理でも
数は減らしていく。
だから北朝鮮にも
核兵器の開発をやめるよう説得する。

これこそが
北朝鮮問題の解決策であり、
そして、
対話もこのためにすべきなんだと思う。

そして、ここでとるべき
わが国の立ち振る舞いはこうだ。

それは、広島、長崎における
実際の生々しい具体的な
被爆のおそろしさ、怖さ、悲惨さを
世界の人々に、市民から指導者層含め
世界中の人々に知ってもらい、
世界に核縮減の流れをつくること。

これこそが、
唯一の被爆国である日本が
国際社会で果たすべき役割であり、
そして、
被爆された方々の思いを
生かすことではなかろうか。

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