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2018.08.24(Fri):憲法・法律問題

東京医科大学の入試得点調整問題で、
女性差別がクローズアップされてますが、
3浪以上も減点されていた点、つまり
年齢差別も個人的には気になります。

ただ、世間では、年齢は、
性差別ほど問題視されていないようですし、
法の下の平等を謳った憲法14条までもが、
性別や人種による差別は禁じているものの
年齢は差別禁止対象として列挙してません。

しかも、十年以上前、当時
50代の主婦が群馬大学医学部を受験し、
筆記試験では合格平均点を
10点以上も上回っていたのに、
面接で落とされたという裁判例もあります。

原告の主婦は、入試担当者から
『大学が十年かけてあなたを育成しても
 社会に貢献できるか、年齢が問題だ』
と言われ、年齢を理由に不合格となった旨
主張したそうですが、
その発言を立証できずに敗訴しています。

たしかに、医学部の場合、
多額の補助金などが
国から拠出されているのでしょうし、
卒業する頃には医師として
活躍できそうもない者を
入学させたくないということが
あるのかもしれません。

ですから、群馬大学に限らず、
他大学の医学部でも
筆記では合格点に達していても、
ある程度年齢がいっていると
面接で落とされるということが
少なからずあるようです。

医学部は医師養成に特化した学部で、
他学部と異なり面接試験まであり、
よって、ある程度年齢を重ねた者には
大学で医学を学ぶ機会が、事実上
閉ざされてしまっているようです。

それだったら、
企業の社員やバイト募集などのように、
予め年齢制限を明示しておくべきでしょう。
そうしないと、
努力が無駄になってしまいます。

とにもかくにも、医学については、
学ぶのに遅すぎることがあるようです。

いな、医学に限らず、
日本社会は新陳代謝を求めているのか、
年齢を理由に
社会の第一線で活躍する機会が
奪われることが多くあり、
しかも、性差別と異なり、
社会もそれを黙認しているようです。

体力や記憶力は衰えても、
様々な価値観をもった人との出会い、
いろいろな経験や読書などにより
ものの考え方や見方が多角的で
知識も豊富な人も多くいるはずです。

ですから、年齢というよりは、
経験や読書量などによるので、
NHKの“チコちゃん”がいう
ボーっと生きて
年齢だけ重ねるのとも異なりますが、
性差別と同様、
年齢差別ももう少し問題視されても
いいような気はします。

実際、数々の予備校に入学を断られ、
塾講師に応募しても不採用続きの
私としては、アメリカと同様、
履歴書への性別や年齢などの記載を
禁止してほしいものです。

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