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2018.09.10(Mon):外交・安保問題

最近、渡辺光一著の
『アフガニスタン‐戦乱の現代史』
という岩波新書の文庫本を読みました。

ご存知のとおり
17年前の9.11の同時多発テロで
3千人近くの方が亡くなりました。

そして、その報復措置として、
米英軍がタリバーン軍の集結地点に
空爆をしたのですが、
この本によると、
民間施設やアパートなどへの
誤爆による民間人の死者数が
3千人以上にのぼるとの
調査結果もあるそうです。

ただ、
その人数は定かでないのですが、
数百人規模の犠牲者が出たことは
間違いないそうです。

遡ること77年前は、日本海軍による
真珠湾の米海軍艦隊や基地への攻撃で
2千人以上の方が亡くなり、
それにより始まった太平洋戦争における
東京を始めとした各都市への本土空襲、
広島と長崎への原爆投下による
民間人の死者数は
数十万人にものぼります。

多くの尊い命が奪われたことに
変わりはないはずなのですが、
少なくとも欧米では、
同時多発テロや真珠湾攻撃だけが
非難され、
米英軍の空爆や原爆投下は
正当化される傾向にあるようです。

凶悪現行犯をその場で平気で射殺し、
逮捕して裁判にもかけずに
事実上の死刑を執行できる社会では、
人命に軽重をつける発想があるようです。

当然のことかもしれませんが、
多角的に物事を見る大切さを
この本を読んで改めて感じました。

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