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2018.09.21(Fri):外交・安保問題

私は時おり監査通訳をしている旨
以前にも申し上げましたが、
今回は、
通訳ならでは(?)の悩みを
紹介したいと思います。

実際に私がしてきたのは、
外資系企業が日本企業を監査する際、
監査アシストと通訳をすることです。

日本企業側は、従来からの
外資系企業の無理難題な要求などに
ストレスをずっとためこんでいます。

言葉がなかなか通じないので、
ストレスを感じても、
そのときは黙ってためこむのです。

それでも外資側は、監査当日も、
様々な要求を日本側にしてきます。

日本側の担当者は
従来からためこんできたストレスを
監査当日になって爆発させます。

問題なのは、矛先が
私の隣にいる当の外資側にではなく
私に向いているということです。

言葉が通じる日本人だからです。
外国人にはよう言わないのです。

始めは、私もいつも通り
丁寧に質問を訳していたのですが、
徐々に相手の応答が、私に対する
悪意あるものに変わってきたので
たまりかねた私も、ついに
「当の外資側に向けて言わずに、
 言葉が通じて言いやすい
 日本人だからだと
 無関係な私に向け不満をぶつける
 そんな言い方は止めてほしい」
旨を言うと、
相手はさらに怒りをふくらませ、
そもそもの不満の原因とは関係なく
私との間での言い合いに
なってしまうのです。

本来外資側が受けるべきストレスを
自分が代わりに受けて、
自分がストレスを感じる
こんなばからしいことはありません。

これからは、相手側が
不満をぶちまけたい場合は
日本語でもいいから、
私の隣にいる外資側に顔を向けて
直接言ってもらい、
私は訳に徹するつもりです。

それにしてもこんな時はいつも、
領土問題や日米地位協定などで
諸外国には毅然とした態度で
臨まないのに、
自国民には毅然とした態度にでる
内弁慶的な政府が思い起こされます。

また、自分の経験の中では、
自身のポスター貼付を
いくつかのお宅にお願いした際
『誰にも貼らせません』
と毅然とした態度で断られた後日、
他の政党所属議員のポスターが
しれっと貼ってあるということも
思い出されます。

ま~ここまでの例えでは、
いいにくい相手に
いえないストレスを
いいやすい相手に
ぶつけるわけではありませんから、
(ただ、ポスター貼付依頼の際、
 政党職員に言えずにたまった怒りを
 なぜかぶつけられることはあります)
むしろ、会社でストレスをためて
帰宅した配偶者が家庭内で
不平不満をこぼすというほうが
例えとして適格かもしれません。

人間とは、私含め、弱いものです。
政府が弱くては困るのですが…


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