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実録!衆院選挙に立候補したときのお話 | 日記
交番に着くと、なぜかお巡りさんは、扉を閉じて奥の部屋に。
しばらく出てこない。

5分ほどして、今度は、
先ほどのお巡りさんより大柄な警察官が出てきた。

  警察官がもう一人奥にいたんだ。

どうやら、その警察官は、遺失物法の専門家らしい。

その警察官いわく、
マクドのような施設内の落とし物は速やかに、
その施設の管理者に預けなければならいと
法令で規定されているらしい。

なぜなら、施設内で落とし物を拾った人が
勝手に施設外から落とし物を持ち出すと、
今度は、その拾った人が窃盗犯になりかねないからだ。

窃盗とは、他人の意思に反して占有を侵害することをいう。

だから、そのカバンの占有が誰にあったかが問題となる。
私なのか? その男性なのか? 店長なのか?
私に占有があれば、その男性は窃盗。
その男性にあれば、そのカバンは遺失物等々…

だから、今度は、その占有が問題となるのだが、
占有とは、財物を事実上支配している状態をいう。

ただ、物理的に持っているという意味ではなく、
客観的事実や当事者らの意思などを総合的に判断して、
社会通念上、排他的な支配が及んでいるかどうかで決まる。

例えば、自分の部屋にある物なら、外出中でも占有が及んでいる。
だから、空き巣は窃盗犯になる。


さて、交番で私といっしょにいた、その男性だが、
警察官から、本来は、マクドの店長にカバンを預けなければならなかった
という説明を受け、納得。

納得したのは意外だった。

そして、警察官は、その男性が納得した以上、
後は本人たちどうしの問題となるので、
これ以上は、警察は関わらず、
私のカバンも落とし物扱いはしないと、おっしゃってくださった。


そして、二人で交番を出て交渉。

カバンをトイレに忘れた私にも責任があり、
この男性が見つけてくれなかったら、
他の人がカバンもしくは小切手をくすねた可能性もあった。

そこで、三千円の謝礼ですますことに。

が、財布の中には、二千円と小銭しかなかった。

不憫に思ったその男性は、
『二千円でいいよ。』
といって、その二千円を鷲づかみにして去って行った。


ところで、カバンは誰の占有にあったか?

その男性は、カバンのチャックをわざわざ開け、
小切手と通帳が入っていることを知ったからこそ、
60万円欲しさに、マクドの店長の言葉を無視してまでも
お店から出て行ったこと。

私が、お店から数十メートル離れたところで、
その男性を見つけたこと。

こうしたことなどから判断すると、
その時点でも、そのカバンの占有は、依然私にあったと思う。


それにしても、マクドの店長には、
強制的にでもカバンを預かっておいて欲しかった。

でも、一番悪いのは私。
すみませんでした。



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