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おもろい話やで | 日記
本日は、昨日のブログのつづき。

裁判官を待つ5分間、
静寂が法廷を支配する。

自分が刑事部の調査官として傍聴席で待っていたときには
経験もしたことがない感覚。

同じような空間・時間の中でも、
置かれた立場によって、こんなにも感じ方が違うものなのか…


そして、その静寂を破るかのように、
いよいよ裁判官のお出まし。
三名もの裁判官が登場。

  あの~、たいした事件じゃないんで、
  裁判官お一人で充分なんですけど…

と、勝手に思っていた。


裁判官が入廷するときは、
傍聴者も含め、全員起立して礼をするのだが、
真ん中におられる裁判長にしてみれば、
ルーティンもいいところなのであろう。
ちょこんとだけ頭を下げて、さっさと席にお座りになる。


私は、証拠書類をコピーで提出していたのだが、
裁判長は、被告側の国に対し、
原本を確認する必要があるか尋ねるも、
被告側は不要と答える。

裁判長がこのように尋ねたのは、
私が証拠に小細工をしているといけないからだ。
もちろん、私は、そんなことはしていない。


そして、裁判長は、
被告側が提出した答弁書の記載内容、
私が提出した訴状の内容、
各々間違いがないか確認する。

私は、
訴えの一部を取り下げ(3/23付のブログご参照。)、
その余は訴状記載のとおり、
とだけ発言。


その後、裁判長が、被告側に
反論をいつまで提出できるかを確認。
そしたら、5月末まで待ってくれ、という。

そこで、次回期日は、二ヶ月近く先の6月10日と決まって閉廷。


ただ、今度は正式な弁論期日、つまり裁判ではない。
弁論準備手続きといって、争点と証拠を整理するための、
いわば、非公式ともいうべき手続きで、
正式な裁判の準備のための期日である。

もう少し詳しくいうと、
私と国とが双方認めた事実は、本当の事実となって、
その事実をもとに裁判官が判断をすることになる。

真実発見を目的とする刑事事件とは異なり、
民事事件では、原告と被告双方が認めれば、
ウソの事実でも本当にあったことになってしまう。
もちろん、私は、訴状にウソは書いていないが…


それでは、原告と被告が争う事実についてはどうするか?

そこで、証拠が重要になってくる。
争いのある事実については、
裁判官は、証拠に基づいて判断をすることになる。

だから、弁論準備手続きでは、
争いのない事実と争いのある事実とにきちんと分け、
争いのある事実(これを争点という。)については、
どういった証拠が必要になるのかを決める。

こうした整理が終わったら、
再び法廷で正式な裁判に戻るのである。

だから、弁論準備手続きの場所は法廷ではなく、
ふつうの事務室みたいなところになる。


こんな感じなので、本人訴訟のお話しは、
だいたい二ヶ月後になります。


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