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2013.05.02(Thu):外交・安保問題
イコモスという国際機関が、
三保の松原を除外することを条件に、
”富士山”について世界文化遺産に登録するよう
ユネスコに勧告。
一方、”鎌倉”は世界遺産にふさわしくないとして
不登録と勧告した。

ノーベル賞にしても、オリンピック種目にしても、
決めるのは欧米人。
日本人は、日本語ではなく英語で論文を書かなければならない。

漢字ではなく、英語が事実上世界の共通語となってしまった以上、
いくら経済面でアジアの国々が台頭しようとも、
欧米中心の世界は変わらない。

国際機関自体も、
所在地にせよ、重要なポストにせよ、
欧米主体。
この実態を隠すための、お飾りのトップは別にして。

きちんと確認したわけではないが、
おそらく、世界遺産にふさわしいかどうかも、
実質的には欧米人が主体となって決めているような気がする。

日本人は、世界遺産と認めていただくために、
欧米人にすり寄ることに腐心する。

鎌倉は、”Home of the SAMURAI”と表現しながら、
武家政権が発足し茶や禅といった独自の武家文化を生み出した、
とアピールしたらしいが、
『顕著な普遍的価値』を証明できていない
といわれちゃったらしい。

そりゃ、欧米人目線からすると、
侍とか、武家政権とか、茶や禅とかいわれても、
『普遍的価値』があるとは思えないだろう。
歴史的価値は認められたというが、
日本人の私でさえ、きちんと理解できていないのに
本当だろうか。
(すみません。私だけかもしれません…)

やはり、京都や奈良などのように、世界三大宗教の一つ
仏教が深くからまないと、きついんでないか。


”富士山”は、富士山信仰が認められたというけど、
むしろ世界的に有名な観光地だから、
分かりやすかったのであろう。

”富士山”から除外された三保の松原にしても、
われわれ日本人にとっては、
歌川広重の浮世絵などで、
富士山のセットとの眺めになじみがある。

しかし、欧米人ら日本人以外からは、
単純に『ちょっと、富士山からは遠いんじゃね。』
といわれても、そりゃ、仕方なかろう。


それでは、日本人が判断される側ではなく、
判断する側にまわるにはどうしたらいいか?

財政難を口実に、国際機関への拠出額を大幅カットすればいい。
日本は、GDPが高いことを理由に、
各国際機関への分担金の額は、たいがい米国の次である。

私の狭い経験からすると、
国際機関の幹部は、
予算をかき集めることも重要な仕事の一つなので、
日本のありがたみを知っている。

しかし、その他大勢の職員は、よく分かっていない。
日本が拠出額を大幅カットすれば、
給与カットなどをつうじて
日本のありがたみが身にしみて分かるはずである。

それに、実際、およそ30年前になるが、
米国や英国などはユネスコを脱退したこともある。
米国に至っては、
国連への分担金を平気で滞納したこともある。

まー、今の日本政府や政治家に
そこまでする度胸はないだろうけど…

私も、外務省のまーまーのお偉いさんに、
そんなことをいったことがあるけど、
そんなことをしたら国際機関での発言権がなくなる
とかいわれた。

けど、今でも、日本は、
国連安保理の常任理事国でもないし、
そんなに発言権があるようにも思えないけど。
細かい話、日本語の通訳もつけてもらえないし。


半ば冗談にしても、
それくらい過激なことをしないと
欧米中心の世界から抜け出せないと思う。



【More...】

その後、三保の松原と富士山とは、
日本人の心の中では、不可分一体である、
という旨を文化庁長官らが、各国の代表に訴えかけ、
こうした根回ししたことが奏功し、
三保の松原も世界文化遺産に含まれることが決まった。

まさに、問題の原因を把握してそれを解消することに努める
という当たり前ではあるが、困難なことを
成し遂げた成果といえる。

文化庁長官らに拍手をおくりたい。
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