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先日、先輩と下町の天ぷら屋さんに行ってきた。

店構えは、お世辞にもきれいとはいえないが、
いかにも職人気質の人がつくる
おいしい天ぷらが出てきそうな雰囲気だ。

そのお店では、案の定、
老夫婦が天ぷらを作っていた。

席の数はちょうど十脚のこじんまりとしたお店だ。
小さなお子さんのいる三人家族と、
ちょっと、離れたところに
常連客一人がすでに座っていた。

我々がお店に入った直後、
もう一人男性客が入って来た。

もう、これで美味しいことは分かった。

席に座り、先輩が注文する。
が、腰の曲がったご主人は、無視。
おもむろに、既に座っていたご家族の
お母さんのほうの注目をきく。

 ”まだ、注文とっていなかったんだ。”

一声、ご家族の方の注文をきいていなかったことを
教えてもらえれば、
こちらも怪訝に思うことはなかったのだが…

まー、それが職人らしい。
その後、すぐに我々の注文も聞いてくれた。

味も抜群。

大げさではなく、おいしい天ぷらを食べたのは、
二十年ぶりくらいだ。


実は、十年ほど前も、父親と、やはり下町だが、
天ぷら屋に行ったことはあった。

季節は、今くらいで、
亀戸天神の藤まつりに行った帰りだった。
(1/27付のブログご参照)

だから、お店は混んでいた。

父親と並んでカウンター席に座り、
天ぷら定食を注文はしたものの、
なかなか出てきそうもない雰囲気。
そこで、私は、このお店を出るべく、

 「まだ、時間かかりそうですか。」

ときいたら、
私の意図を察したらしく、

 ”すぐに、作りますんで。”

と言われてしまった。

案の定、しばらく経っても、
出てくる気配がなかったので、

 「まだ、できないんですか?」

と愚痴口調でいったら、
お店のおばはんが、ちょっとキレて、

 ”だから、さっき時間かかるっていったでしょ。”

と、うそぶいた。

私は、キレてお店を出ようかと思ったが、
隣にいる父親を見て、止めた。


ようやく、出てきた天ぷらを食べていると、
お店のおばはんは、
今度はわれわれの目の前で洗いものをしだした。

すると、水しぶきが父親に飛んできた。

父親も、一瞬元気になり、
さすがに怒鳴った。


こんなことがあったので、
そこは、おいしい天ぷら屋さんとは絶対いわない。


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