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本日も、本人訴訟のお話しの続き。

私は、訴状で、
人事裁量の逸脱・濫用を主張していた。

比例原則違反、平等原則違反、
国家公務員法違反、不正の動機
私が他の職員より
客観的に質・量に勝る実績を残してきた
という事実を考慮せず、
父の介護を理由とする在京勤務という
過大に考慮してはならないことを
過大に考慮したこと等…
教科書に書いてある裁量の逸脱・濫用の要素が
すべてうまく説明できる。

それなのに、国税庁は、一生懸命、
人事に裁量権があると反論している。
ここは、私が前提として認めている点なのに…
これは、国会答弁よくある論点ハズシ。
裁判でも通じていると思っているのか…


次に、人事院の反論。
こちは、お粗末。

私は、国家公務員法上、
審査請求をした私に事情を聴いたりしなければいけなかったのに、
いきなり、選挙で敗北した翌日に却下裁決の通知を送りつけたのは、
違法じゃん、という主張をしていた。

これに対し、人事院は、
国家公務員法上、
事情を聴いたりする必要がない場合があるとの規定があり、
本件は、これに該当するという反論。

もちろん、法律の文言だからあいまいなのだが、
人事院は四半世紀前に書かれた本を根拠に
本件が事情を聴取する必要がない場合に該当する
と反論してきた。

しかし、その本にあるのは
あくまで事例を挙げたものにすぎず、
文書化された規範でも何でもない。
しかも、その書籍は、
四半世紀前の事情しか反映していない。

人事院は、
私が審査請求をしてから約140日間、
事情聴取を怠りほったらかしにしておいて、
私が選挙に出たのが分かるやいなや、
あわてて却下裁決したというのが露骨に分かる。

だから、人事院は訴訟を提起されて、
あわてて四半世紀前に書かれた本を引っ張りだしてきた
というのが準備書面を看ただけでも取れる。


それより、ちょっと深刻なのが、
裁判官の反応のほうだ。
私は、裁判所にも勤めていたことがあるので、
(2/4付のブログご参照)
裁判官のお言葉で、だいたい内心が分かる。

どうやら、介護という理由が軽視されている節がある。
裁判長は、
昇任に家庭の事情は一切考慮されない、
いや、むしろ私に対してなされたように、
マイナスに評価されてしかるべき、
という時代に活躍されてきたからか…

今は、育児や介護は、むしろプラスに評価される時代だ
(3/24付のブログご参照)
ということを主張・立証していくしかない。

いずれにしても、国税庁なり、裁判所なり、
私の再反論にどう答えるのかを見ていきたい。

そして、結果がどうであれ、
特に国税当局には、
育児や介護などで不当な人事をすると、
こういう目にあうということを
身をもって知っていただくことで、
今後、他の国税職員に対しては、
育児や介護などを理由に不当な人事を控えてもらえれば、
それだけで、この裁判の意味はある。



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