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今、モスクワで世界陸上が行われている。
100Mなど競技場を走るトラック種目は、
日本人にはメダルが届きそうもない。

10,000Mも、アフリカ勢が席巻しているのは、
みなさんもご存知のとおり。
日本人は、出場しても
アフリカ勢によるペースの揺さぶりにより
途中で振り落されるのが常。

しかし、昨晩の女子10,000Mは違っていた。

まず、スタートラインについた
新谷選手の体つきが尋常でなかった。
体脂肪率を3%まで落としてきたという。

そして、スタート後、
新谷選手は、4,000Mでトップに立ち、
ラスト1周、つまり9,600Mまで
アフリカ勢を従え、トップを走っていた。

これだけで私は、
夜中の2時を過ぎていたにもかかわらず
興奮していた。

が、案の定、ラスト1周で、
アフリカ勢4名の選手にスパートをかけられ、
あっさり抜かされてしまったが、
新谷選手の結果は、
30分56秒の自己ベストで5位入賞。

この走りっぷりと結果だけで充分称賛ものなのだが、
本人のコメントがすごかった。

“この世界で認められるのは、
 きれいごと抜きで、メダリストだけだと思うし、
 それは去年の五輪(9位)で
 自分があらためて身をもって感じたことなのに、
 今回分かっていなかったのかなと。
 この1年を通して、自分は陸上が仕事で、
 結果がすべてと言っている割には、
 『なんだよ』っていう感じになってしまった。
 それがラスト1周で『新谷は甘ちゃんだな』って
 いうふうに見られたような感じもするし、
 ディババさんにとっては、
 本当にカモみたいだったかもしれない。
 今回、自分的にはタイムより結果が欲しかったので、
 満足はしていないです。“

これが言葉だけではなく、
心底思っていることだということ、
そして、その志の高さは、
彼女から終始流れていた悔し涙で
充分伝わった。


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