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先日、NHKで『うつ病』についての番組が
放送されていた。

その番組によると、
うつ病の原因は、以下のとおりらしい。

脳のもっとも古い部分にある偏桃体というのが、
ストレスを感じると活動し、
ストレスホルモンが分泌され緊張状態になる。

ただ、こうしたストレス状態がずっと続くと、
たとえ、そうした環境から抜け出しても
ホルモンの分泌が止まらず、脳が委縮してしまう。

その結果、意欲や行動の低下、
恐怖・不安・悲しみといった感情が生じるらしい。

偏桃体というのは、数億年前、
脊椎動物(魚類)が神経を集中させる器官、
つまり、脳をもったときに、
天敵から身を守るためにできた組織らしい。

そして、チンパンジーといった霊長類が
社会を形成し始めると、孤独を感じるようになり、
原始人の段階になると、
ストレス状態を記憶できてしまうようになった。

さらに、人類が言語をもったときには、
実体験をしなくとも、他人から話を聞くことで、
ストレス状態を疑似体験できるようになってしまった。

このように、魚でも『うつ病』になるのだが、
生物の進化とともに『うつ病』発症のリスクが高まった、
ということらしい。

現代はストレス社会といわれているが、
特に、不公平に扱われていると感じると、
偏桃体が活動し、
ストレスホルモンも分泌されやすくなるらしい。

だから、自己裁量の範囲が広い
医師や弁護士といった専門職、
あるいは、社会的立場の強い人は、
『うつ病』にかかることが比較的少なく、
他方、自己裁量の少ない職種、
あるいは、社会的立場の弱い人は、
『うつ病』にかかりやすいらしい。


そこで、大企業に勤める方やキャリア官僚の方が、
出向先やノンキャリアの部下に対し注意をする際は、
是非、気をつけていただきたい。

同じ採用者どうしの出世争いは実力によるのだろうが、
それ以外の場合は、
仕事で何か成果を収めたから上司の立場にあるのではなく、
単に、採用形態の違いによって、
そうした強い立場にあるにすきないからである。


部下を怒鳴り散らすことで、
自分のストレスは発散できるのかもしれないが、
ただでさえ不公平感を感じている部下の場合、
ますます強いストレスを受け、
『うつ病』になる可能性も高まるからだ。

教師と生徒との間、
政治家と秘書・職員との間も、
似たようなことがいえるのかもしれない。


外国かぶれと言われるかもしれないが、
私が25年近く勤めていた間、
『うつ病』まで意識しなくとも、
部下のことを思って注意できた上司は、
日本の行政の職場には少なく、
OECD(経済協力開発機構)時代の上司が
一番意識されていたと思う。

もしかしたら、彼女ら彼らは、
管理者としての教育を受けてきたのかもしれない。

日本の行政の職場の場合、
自分のストレスがたまったから叱る上司、
部下の行動を逐一把握しなければ自分の気がすまない上司、
そして、部下の主観的・生理的事情まで
自分で判断できると勘違いした上司、
そんな上司のほうが多かったような気がする。

すみません。
また、愚痴を言ってしまいました。


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