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実録!衆院選挙に立候補したときのお話 | 日記
平成24年12月15日(土) -選挙運動最終日-


朝の6時半ころ、いつもどおり、大山駅を下りると、
いつもと違って、他の候補者の巨大な街宣車が

デ~ン

とかまえていた。

マイクを使用できるのは朝8時から、との決まりがあったので、
8時から駅前演説でもするのかと思っていた。

そして、事務所に到着するやいなや、
選挙運動用のジャンパーに着替え、タスキをかけ、
女性スタッフ中心につくっていただいたオシャレ看板二枚を両手にかかえ、
商店街に出る。
毎朝、犬の散歩をされる洋服屋の社長さんにご挨拶申し上げ、
大山駅に到着。

いつもどおり、定位置に看板を置いたときである。

『これが、見えないの?』

相手候補陣営の選挙スタッフの方だった。

「見えてますけど…」

『じゃー、なんで、ここに立とうとするんだ!』

「この場所に街宣車は置いてないし、
 誰も立ってないじゃないですか?」

『駅周辺の一角に街宣車を置いたということは、
 駅周辺の場所をおさえたということなんだよ。』

「そんな決まり、どこに書いてあるんですか?」

『それじゃー、君の理屈だと、
 私が君の隣に立ってビラを配ってもいいということだよね。』

「どうぞ、どうぞ」(by not ダチョウ倶楽部)

この方が私の隣に立ったところで、負ける気がしなかった。

『そっちのスタッフの責任者はどこにいるの?』

「今は、私一人ですし、事務所にも今は誰もいませんが。
 というか、責任者とかいませんけど。」

『話にならん。』


しばらくして、別の白髪の方が近寄って来られた。

『私は、選挙運動の責任者です。』

今度は、責任者の方のお出まし。

『このポスターを利用した板を置くのは違反だよ。』

「あっ、すみません。知りませんでした。」

本当に知らなかった。

そして、自分のポスターを利用したほうの板をひっくり返すと、

『ま~候補者本人が横にいるから、構わないけどね。』

といわれたが、取りあえず、
維新の会のツートップのお二人を切りばりしたほうの板だけ、
それを表にしたままにしておいた。


そして、ついにご本人登場!
わざわざ手袋をはずし、手を差し伸べてくださった。
あまりに急なことで、私のほうは、
手袋をしたまま握手をしてしまった。

『私なんかは、街宣車とかあったら、
 その場は遠慮するようにはしてきたけど。』

「あの~、せめて8時まで
 ここで挨拶だけでもさせてもらえますか?」

『いいけど、あなた、埋もれるよ。』

ざっと見渡すと、
ジャンパーを着てチラシを持ち、待機をしているスタッフが十人ほど。

  おもしれー、受けて立とうじゃねーか。

「おはようございます。」

学生時代に鍛えた声で挨拶。

相手候補陣営が束になってかかってきても負けなかった。
だいたい、一人一人の声が小さいし、
それに、通っていない。

相手陣営の声が大きくなってくる。

私も負けじと、さらに音量を上げる。

すると、十人の束が、チラシを配りながらも
私のほうに近寄ってくる。


本当に大人げない争いである。

  私が予想に反して追い上げているという情報で
  最終日になって、ようやく焦り始めているのか?

いつもここで私に声をかけてくださる方々が
いつも以上に私を応援してくださる。


朝8時前、いつものように、運転手さんが
私に声をかけてきた。
そして、いつもと違って、
相手候補者に近寄り、失礼しましたとご挨拶。

今度は、こちらが素手で、お相手が手袋で握手。



これまで選挙運動をしていても、不思議と
相手候補者とバッティングすることはほとんどなかった。

しかし、この最終日は、行く先々でバッティング。


先ほどの話ではないが、先に相手候補が演説しているときは、
その場所で演説が終わるのを待つか、あるいは
場所を変えるのが暗黙のルールと理解していた。

ルールというか、
相手候補者の演説の邪魔になるし、
そもそも自分の演説も聞こえなくなるので、
常識といえば、常識。

しかし、他の候補者の場合、前もって演説の時間と場所を
緻密な分析のもと、しっかりと決めておくので、
なかなか柔軟な行動がとれない。

他方、こちらはゲリラ戦法。
私の個人的な勘だけで、行き当たりバッタリで演説場所を決める。

だから、相手候補者が先に演説していても、
私のほうは、あまり気にならない。

しかし、相手のほうは、私が先に演説をしていると、
相当イライラするらしい。
計画どおりいかず、予定が狂いだすからである。

先日も、私が駅前で演説中、
相手候補陣営の方が私の選挙スタッフに対し、
この駅はO時から演説することになっているんですけど、
といった、とんちんかんな文句を言ってきたらしい。

そして、この日も、私は高島平団地内で最後のお願いをしていた。
すると、拡声器を使った相手候補者の声が聞こえてきた。

  おいおい、こっちは演説しているんだよ。

そのヒステリックな声は、私の話をかき消そうとするかのように
だんだん大きくなってくる。

しかし、その声は、明らかに団地にこだまして
内容がまるで分からなくなっている。

  これ、逆効果だぞ。

私のほうといえば、先日の ”Hくん”の助言で、
声がこだましないよう、ゆっくり話をすることができていた。

相手候補陣営のほうがスタッフも多いし、
組織も大きいはずである。
それなのに、二十歳そこそこの ”Hくん”のように
助言できる人がいないとは…

これも、大人げない争いである。


この高島平団地内での失敗談を一つ。

ある女性が私に近寄って来られたので、
いつものように
「お願いします」
とご挨拶。

が、この女性の方、明らかに迷惑そうな表情。

すると、ウグイス嬢見習いの娘があわてて
『候補、陣痛中の妊婦さんですよ。』
と、私をいさめる。

その妊婦さんは、私の背後にある病院に急いでいたのだった。

本当に申しわけないことをしてしまった…

その後、無事に元気な赤ちゃんが産まれたことを願ってやまない。


最後は、お世話になった
”ハッピーロード大山”そして、”遊座大山商店街”を
スタッフ総出で行進して、選挙運動終了。

総出といっても4~5人で、昨日の行進と比べると
寂しい感じがした。

そして、事務所に戻り、ダルマの片目を入れる。

最後の最後は、狭い事務所内でみんなと三本締め。


ようやく、明日は、投票日である。

私には、あっという間の選挙運動だった。

何たって、三週間前は、京都の嵐山で
のんびり、紅葉狩りをしていたのだから。


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