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幼なじみの従妹夫婦らは、
大型のショッピングセンターに入ると、
次々と、お子さんの同級生のご家族と会い、
せわしなく新年のあいさつをしていた。

丁寧に、しかし説明しづらそうに、
『親せきの友達です。』
と、私のことまで紹介してくれた。

そして、
おそらくは親せきと勘違いしているご家族らも、
丁寧に、私にも新年のあいさつをしてくれた。


レジに行くと、セルフレジなるものがあった。
私が知る範囲では、通常、お店の人が
商品のバーコードを読取り機にかけるところ、
ここでは、お客さん自身がやる。
たしかに、慣れれば、このほうが速そうだし、
人件費もうきそうだ。


レジを通過すると、旦那さんが、
目の前に並ぶ数多くの大小様々なダンボール箱から
適当なものを一つ選んでとってきた。

何をしているのかと見ていたが、
その箱に購入した大量の商品を入れるのである。
私はレジ袋しか知らなかったのだが、
たしかに、大量に商品を購入した場合、
袋を使っていては運べない。


こうしたショッピング風景は、
東京はおろか、大阪、大宮、札幌でも
見たことはなかったが、
買い物をするのに車で行かざるを得ない地域では、
当たり前のことなのかもしれない。


家に戻ると、
今日合流した“おばちん”に、
“あんかけパスタ”
なる初めて耳にする名古屋名物を作っていただき、
ご馳走になった。

ちょうど食べ終わったころ、
いよいよ東京に出発する時間となった。


みんなが、
最寄り駅まで私といっしょに来てくれた。

すると、突然、
“おばちん”と子どもらが
かけっこを始めた。

3人が5~6mくらい走ったところで、
「今からでも抜かせるかな」
と、思い、
私も急きょ、そのかけっこに参加した。

簡単に抜かせるかと思ったが、
50m8秒台の上の男の子を追い抜くには、
全力疾走する必要があった。


下の女の子が、
『たかし先生、はや~い』
とほめてくれた。

どうやら、旦那さんのほうが、
私のことを時おり、半分からかって
“たかし先生”
と呼んでいたのを聞いていたみたいだ。

でも、女の子のほうは、きっと、
学校の先生と勘違いしていることだろう。


そして、また、
子どもらがリベンジをするべく、
再び、私とかけっこをした。

また、私が勝った。
これで昨晩の将棋のお返しができた。


いよいよお別れのとき。
本当につらかった…

家族を持つことの幸せを、
疑似とはいえ、初めて実感できたからだ。


そして、みんなに手を振って、
電車に乗り込むと、
独り身である現実世界に戻った。


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