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これから述べる二つのお話しは、
最近、テレビ番組で紹介されていたものである。


まずは、正月特番で紹介されていたお話し。

一昨年に亡くなられた将棋の米長名人。
ご自身がスランプに陥ったとき、
自分に何が足りないのかを知るため、
あえて若手に聞いてみることにしたらしい。

しかし、名人に面と向かって
欠点を指摘できる若手はそういない。

そこで、名人は、
若手にお酒を飲ませ酔わせてまで、
言わせしめたというから、
驚きである。

中には
『名人は、自分の愚かさに気づいていません。』
と、説教した若手もいたとか。

その甲斐あってか、
米長名人はスランプを脱し、
さらに実力をつけ、最強になっていったらしい。


もう一つのお話しは、お昼の番組で、
先日、紅白を引退された
サブちゃんこと北島三郎さん
ご本人がおっしゃっていたこと。

サブちゃんも、
若手から学ぼうという姿勢を常に持ち、
それだけにとどまらず、
素人から学ぶこともあったという。

実際、カラオケで、
ある素人さんがサブちゃんの歌を唄っているのを聞いて、
『こんな歌い方もあるのか、いいなあ~』
と感心して、以降、
その歌い方をまねて唄うようにしたこともあったらしい。


ずっと昔に、
あるロシアのバレリーナで、
既に一流といわれていたのだが、
格下とされる他のバレリーナの長所も素直に認め、
心底『すごい』と思い、
それを取り入れていったからこそ、
超一流になれた、
という話も聞いたことがある。


米長名人しても、
北島三郎さんにしても、
ロシアのバレリーナにしても、
ここまで来たら、
『悟り』の境地といってもいい。

私も含め、凡人なら、
つまらないプライドが邪魔してできない。


ひるがえって、
私が役人をしていたとき、周りには、
特にキャリアといわれる人や弁護士出身者らに、
米長名人やサブちゃん、バレリーナとは、
まったく正反対の人が多かった。

彼ら彼女らは、
常に自分のほうが優れていると信じて疑わず、
他人が言うことには耳をかさないどころか、
むきになって否定しにかかる。


どちらのタイプが進歩できるか、
結果はおのずと知れている。

しかし、
謙虚さを持つことは難しい。

だからこそ、
謙虚さを身につけることができた人だけが、
超一流になれるのかもしれない。


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