FC2ブログ
2015.04.29(Wed):政治活動
選挙後の早朝、早速、ある駅前で
通勤・通学のみなさんに挨拶申し上げていると、
“う~”と、ずっとうめいている中年男性がいた。

私は「どうせ酔っ払いだろう」と思い、
30分ほど無視していた。

しかし、その男性は這いつくばりながらも、
私のほうへ近づいて来た。
私は当初「からまれたくないな~」と思いつつも、
その男性の様子が尋常でないことにも
徐々に気がつき始めていた。

近づいて来たその男性はついに私に話しかけてきた。
『ここは、北口ですか?南口ですか?』

よくよく聞いてみると、その男性は、
その駅の出口を知りたかったのではなく、
私に救急車を呼んでほしかったようだ。

その男性は、
急に脚が痛くなって歩けなくなったらしい。
そして、確かに片方の脚だけが膨れ上がっていた。

私は、携帯で119番にかけ、救急車を呼んだ。

その後、私は冷たく、
その男性から少し離れたところで
通勤・通学のみなさんに挨拶を続けた。

その間、その男性はしきりに私に
『救急車はまだか、まだか』
と訴えかけてくる。

救急隊員から私の携帯に連絡が入り、
その男性がその隊員と携帯で話をした後も、
私への催促は止まない。

たしかに、待つ側としては、
救急車の到着は遅く感じた。

そして、
若干道に迷っていたらしい救急車が到着。
その男性は救急車に乗せられ、
去っていった。


それから、さらに30分ほど経つと、
先日の区議会議員選挙で当選した方が現れた。

その方は、毎週、その曜日に
この駅前でみなさんに挨拶をしているとのこと。

以前も同じようなことを
別の候補者から言われたことがあったが、
特定の曜日に、決まった駅で、
通勤・通学のみなさんに挨拶をしている方も少なくないようだ。

その方は、みなさんに当選の挨拶をしたいと、
私から少し離れたところで、
控えめな声で挨拶を始めた。

私の挨拶の声も自然と小さくなった。

私にねぎらいの声をかけてくださった方も
数人いらしたが、
それを大きく上回る数十人の方が、
未成年者も含め、
その当選された方に祝福の声をかけていた。

当選と落選の差。
通勤・通学の方々との関係の深さの差。


騒がしくも、
ちょっとだけ、寂しい朝だった。


スポンサーサイト




Tag:
| TrackBack:0
TrackBackURL
→https://inoino700.blog.fc2.com/tb.php/433-03510fe4