FC2ブログ
2015.08.06(Thu):外交・安保問題
広島原爆投下から70年。
記念式典で安倍首相が
非核三原則に言及しなかったことが
ニュースになっている。

核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず、
これが非核三原則なのだが、
最後の『持ち込ませず』は空文化している。
すなわち、
アメリカ側からの申し出がない限り、
日本に寄港するアメリカ艦船は
核兵器を搭載していないことになっている。

これは、
軍事機密ということもあるのかもしれないが、
我々が危険物を持っていると申告しない限り、
手荷物検査をパスできるようなものだ。

一方、
反核政策をとっているニュージーランドは
疑わしき艦船の寄港は絶対に許さない。
もちろん、日本とは、
地理上の位置、国力などの点で
事情が異なるのかもしれないが、
それだったら、最初から
『持ち込ませず』なんてことは
言わないほうがいい。


核兵器がある限り、核戦争は起こり得る。
一歩手前までいったキューバ危機が
そのいい例である。
だから、核兵器を廃絶すべき。

しかし、
地球上に生物が誕生して以来、
攻撃をしかけてくるものは
必ずいる。
特に、防御力がないとみた相手に対して。

だから、けん制のためにも、
集団的自衛権を認めるべき、
軍備を増強すべき、
核兵器を保有すべき、
と主張する方もいる。

核兵器は軍備の究極である。

たしかに国際的にも
昔から核軍縮は唱えられているが、
核保有国が自らは核兵器を保持しつつ
非核保有国には
『核兵器を持つな』といっても、
喫煙者が
『タバコを吸うな』
と言っているようなもので、
まるで説得力がない。

被爆者の方の中で核兵器の保有に
賛成する方はいらっしゃらないかと
想像する。

戦争を体験した方の中で
賛成する方もめったにいらっしゃらないかと
想像する。

日本人の中で賛成する方は
少数派のほうだと想像する。

世界中の中で賛成する方の割合は
日本人よりは多いのではないかと
想像する。

要は、
被ばくの恐ろしさ経験したかどうか。
具体的に知っているかどうか。

戦後生まれでも、
私のような昭和生まれの者はまだ、
実際に戦争を体験した方々から
直接お話しをうかがう機会はあった。
『はだしのゲン』などのように、
生々しく知る機会は多かった。
(描写が過激という理由で図書館から排除するという問題もあったが…)

しかし、今後は、日本の中でさえ、
知る機会は少なくなっていく。
核兵器の恐ろしさを知ろうとしない、
もしくは
観念的に分かったつもりでいる外国では
なおさらである。

人間が地球上に存在する限り、
軍備の究極である核兵器はなくならい。

しかし、一方で
核廃絶をうったえることを止めてしまえば、
核戦争の可能性はぐんと高まる。

だから、
広島・長崎の原爆投下の悲惨さ、
戦争の悲惨さを伝えること、
そして、知ろうとすることが
大切なんだと思う。



【More...】

ちなみに、
OECD(経済協力開発機構)に勤めていたとき、
周りの職員(欧米人)から
『どうせ、日本も沖縄あたりに核兵器を隠し持っているんでしょ』
と、よく言われました。
冗談だったのかもしれませんが。


スポンサーサイト



Tag:
| TrackBack:0
TrackBackURL
→https://inoino700.blog.fc2.com/tb.php/453-f1f5d56b