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2015.11.14(Sat):政治活動
カゴにたくさんのポスターを入れ
自転車に乗っていた私は、
日も傾きかけたころ、
ある小道に入った。

そこには
小さな自転車に乗った
女の子がいた。

その女の子は
私を見かけると、
ほほ笑みかけてきた。

『こんにちは』

子どもが犯罪にあうことが多い昨今、
見知らぬ大人に声をかけて大丈夫か?
と要らぬ心配をしながらも
「こんちには」
と、こちらも微笑みかかけた。

すると女の子は、
自転車をこぐのではなく、
小さな足で地面を蹴りながら
必死に自転車をすすめ
私について来た。

私はしばらく
この女の子とつき合うことに決め、
自転車のスピードをゆるめた。

「おっ、速いね」
と声をかけると、
その女の子はうれしそうな顔をしながらも
私におくれまいと
必死について来る。


小道の出口はすぐきた。

すると女の子は
「さようなら」
と不意に
別れのことばをかけてきた。

なぜか切なくなった。

「さようなら」

とこちらもお別れをいった。


街には
子どもに帰宅をうながす
音楽が流れていた。


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