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2016.03.10(Thu):政治活動
明日で東日本大震災が発生してから五年。
その十四倍以上の年月が経っているからだろうか、
71年前の今日3月10日、
東京大空襲があったことは、
皆無ではないが、あまり報道されていない。

戦禍をくぐり抜けてきた思われるおじいちゃんが
今朝も、いつもの時刻に、
自転車に乗ってやって来た。
駅前に立つ私から少し離れたところに
決まって自転車を止めるそのおじいちゃんに
初めて気がついたのはいつだったか
今となっては思い出せない。

しばらくすると、
お孫さんをかかえたお母さんが
その駅から出てくる。
最初は何気ない光景だったが、
お孫さんが大きくなってきたからであろうか、
見かけるたびに、そのお母さんは、
だっこするのがだんだん苦しくなってくるようだ。
眠っている子どもはバランスをとらないので、
ものすごく重いと
友だちからきいたことがある。

お母さんが駅から出てくると、
おじいちゃんはうれしそうな表情で近寄ってきて
眠ったままのお孫さんをうけとる。
お母さんのほうは少しほっとするようだ。

お孫さんをかかえたおじいちゃんは
おこさないようにして
乗って来た自転車の後部座席に
そっと乗せ、
そして、
その三人は去っていく。

ただ、今朝は少し違っていた。

駅の出口から
子どもの声がだんだん近寄ってきた
かと思うと、
ポンと女の子が飛び出てきた。

そして、走りだした。

あわてたお母さんとおじいちゃんは、
はしゃぎまわる女の子をおっかける。
たしかに、
すぐにでも転びそうで、ひやひやする。

ようやく、
おじいちゃんがお孫さんをつかまえると
抱えこんだままおしこむようにして
自転車の後部座席に乗せた。

そして、
いつものように
その三人は去っていった。

ただ、いつもと違うのは、
戦争を経験されたであろうおじいちゃんと、
戦争の話はきいたであろうお母さんと、
そして、無邪気な女の子、
この子のためにも
戦争は絶対起こさせてはならない、
そう、心の中で感じたことだ。


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