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東大合格のための勉強方法 | 日記
朝日新聞の「天声人語」日経新聞の「春秋」
毎日新聞の「余録」そして読売新聞の「編集手帳」といった
コラムを要約するのがいいでしょう。

何や、それ!
よく、いわれている勉強方法やん。


私は、以前、
理解をすることが勉強のコツだといいました。

ですから、ここでは具体的に説明したいと思います。

東大や京大は、現代文でももちろん理解を求めてきます。
しかも、対照的に。

すなわち、
東大では、書いてあることを切り貼りするのではなく、
抽象的なことばに置き換えて説明することが求められています。
だから、解答欄が猫の額のように狭いのです。

他方、
京大では、書いてあることを切り貼りするのではなく、
より具体的で分かりやすいことばに置き換えて
説明することが求められています。
だから、解答欄はプールのようにでかいのです。

どちらも、書いてあることを
正確に理解していなければできません。


例えば、
31日付の日経新聞の「春秋」を要約してみると、

 大晦日、アメリカのニューヨークでは
 みんなが歓声を上げ、気持ちを高揚させて
 新年を迎える。

 かたや、日本では、除夜の鐘をききながら
 静かに、厳かな気持ちで
 新年を迎える。

 この凝縮した特別の時間・空間でみられる
 光景としては、日米では対照的である。
 しかし、他人との一体感、親近感、思いやり、
 そうした優しい気持ちが底流をなす点では、
 共通している。
 
 日常生活に戻ると、そうした気高い気持ちは
 あせていきがちである。
 だからこそ、常に大切にしていきたい。

こうした感じになるのではないでしょうか。

ただ「高揚」「厳か」「特別」「光景」
「日米では対照的」「親近感」「思いやり」
「底流」「共通」「気高い」「あせていく」
といったことばは原文にはないもので、
私なりに理解して置き換えたものです。

専門家からすると
適切なことばではないかもしれませんが、
大学入試レベルでは、この程度は許されると思います。

他方「歓声」「静か」「凝縮した空間」「一体感」
「優しい」「日常」「大切」といったことばは
原文にもあります。
無理に置き換える必要ないことばは、そのまま
解答としてつかっても差支えないでしょう。

では、どうすれば、置き換えるべき
ことばを見つけ出せるの?

文章を理解するコツは?


文章を理解するコツは『対』と『共通』を意識する
ということだと思います。

この場合
「歓声」の対は何か?
「歓声」と同じ種類のことばは何か?

「静か」の対は?共通することばは?

このように問いかけることで
「高揚」とか「厳か」ということばを
導き出しました。

ことばだけではありません。

日米の新年を迎える「光景」は対だが、
優しい「気持ち」になる点では共通、

新年を迎える「特別な時間」と「日常」とは対、

といったように、
文章の構成などを理解する上でも、
『対』と『共通』は意識するとよいでしょう。

ただ、私が高3や一浪のときにやってしまったように、
『対』と『共通』を見つけ出すことだけに集中してしまって、
一番大切な文章を理解するということを
決して忘れないでください。


さて、さらに上の文を要約してみると、
例えば、以下のようになります。

 新年を迎える瞬間の光景としては日米では対照的であるが、
 人を思いやる気持ちが底流をなす点では共通している。
 日常に戻ると希薄になりがちだからこそ、
 こうした優しい気持ちを常に大切にしていきたい。

京大を目指される場合、上のような感じで要約
すればよいでしょう。

東大を目指される場合、さらに要約することを
試みてはいかがでしょうか。

例えば

 新年を迎える瞬間に世界の誰もが抱く優しい気持ちは、
 日常生活の中でも持ち続けていきたい。

という具合です。


厄介なのが、センター試験や私大入試です。

私はセンター試験の過去問も解いてみましたが、
点数は6割~8割と安定しませんでした。

言い訳めいたその理由は、こういうことです。

今日、あるテレビ番組を見ていたら、YUIさんという
若い女性シンガーが出演していました。

彼女自らが作詞・作曲をし、歌いあげる
「fight」という曲があります。

その中に「頑張れ、頑張れ」という
歌詞が出てきます。

「頑張ろう」ではなく「頑張れ」ということばには、
何か突き放された響きがあります。

アスリートも「頑張れ」と応援されると、
いわれなくても、当然、頑張っているよ
と、つい思いがちになるそうです。

だから「頑張れ、東北」ではく「頑張ろう、東北」なのですが、
それにもかかわらず、彼女の曲を聴く者は
違和感なく励まされ、感動するそうなのです。

その謎解きを、とある専門家の方がするのですが、
その解説の前に、スタジオにいた何名かの高校生に
同じ問いかけをしていました。

みんな一生懸命に考えて答えていました。

「彼女の声が癒してくれるから」

「頑張れを二回続けているから」

とか、まだあったのですが…

それから、その専門家の方がいったことばに
はっ、とされました。

「みなさんが答えてくれたことも
 正解だと思いますが、
 私が考える正解は、…」

そう、正解は一つではない。

国語入試の選択肢問題の難しさは
ここにあります。

著者自身ではなく、問題作成者が考える正解を
見つけなければならない。

以前、センター試験で出題された文書の作者が
選択肢の正解を見て、
「あー、こういう考え方もあるんだ」と、改めて感心した
という記事を読んだことがあります。

お話をYUIさんの歌詞の魅力に
戻しますと、
先ほどの専門家が考える正解は、
最初の「頑張れ」は他人から、
二番目の「頑張れ」は自分自身から
いわれているように思わせる、
そうした歌詞が前にでてくる、
ということでした。

ある意味、先ほどの高校生の答えも「正解」なのですが、
驚いたのは、作詞されたYUIさんご自身が、
「そう、なんですね!
 そう思いながら歌うと
 なんか緊張しますね。」
と、自覚をされていなかったということ。

まさに、国語入試の選択問題!


じゃー、問題作成者が考える正解は
どうやって選べばいいの?


私は、とある公務員試験問題をつくったことがありますが、
明らかに間違った選択肢を必ず2~3個、
逆に、迷わすような選択肢も必ず2~3個
つくるようにしました。

ですから、明らかに間違っていると思う選択肢から、まず切る。

そして、問題作成者はひねくれていますから、
本文にでてくる言い回しがそのまま使われているような
選択肢は間違いである可能性が高い、
逆に、本文の表現を言い換えたような選択肢は
正解である可能性が高い、と思います。

この点は、先ほどの記述問題を解くコツと
似ているのではないでしょうか。


それにしも、YUIさんという方、
高校を中退され、路上ライブから
メジャーになられたそうで。
本当に尊敬できる方です。
活動を休止されるそうでして、
ご本人は精神的に限界を感じたからだそうですが、
何か残念です。

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