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おもろい話やで | 日記
私は、現在の財務省、当時の大蔵省で二年間、
主税局というところで勤めていたことがある。

当時は、住専問題が盛り上がっていた時代で、
毎日のように街宣車がやってきては、
スピーカーの音量マックスで何か怒鳴っていた。
だから、電話をとっても、よく聞こえないという状況だった。

電話といえば、消費税率が3%から5%に引き上げられた日、
苦情の電話が鳴り響く。
税制二課という、消費税担当の課の電話では間に合わなく、
私のいた調査課まで電話が回ってくるような状態だった。

また、ノーパンしゃぶしゃぶなど大蔵パッシングが流行った時期でもあった。
当時は発覚していなかったが、居酒屋タクシーがあったのも、この頃である。
そのためか、私の一つ先輩で若手税務署長というのが終了し、
結局、私は退職するまで、署長はもちろんのこと、税務署勤務さえ経験しなかった。
もちろん、ノーパンしゃぶしゃぶも、居酒屋タクシーも。


当時の大蔵省は、いろいろたたかれたが、
みんな一生懸命働いていたのは確かである。

とにかく、知的体力がすごい。
私は、外国の税制を調査するという仕事をしていたが、
夜中の12時に他の課から調査依頼がきたり、
局長から、翌朝の答弁のための調査を命ぜられる。
しかも、当然という感じで。
夜中の1時台に帰宅できる日はマシという感覚になる。

帰りは、自宅が同じ方面の職員とタクシーで帰宅。
なお、先ほど申し上げたように、
運転手さんからビールやつまみを出されたことは一度もない。

たまに、過労死された方の残業時間が新聞に載ることがあるが、
当時の残業時間のほうが多かったということはよくある。
ちなみに、残業手当は、実労働時間の半分ももらえたかどうか、
というくらいであった。

あるTV番組で、ダウンタウンのお二人が年収のことを聞かれ、
当然正確な数値は口に出さなかったものの、
相当もっらている旨の発言をすると、観客席から、
  え~
と羨望の声が上がる。

そうすると、松本人志さんのほうだったと思う。
『お前ら、こっちは寝ずに働いとるんじゃい!』
と、観客に向かって叫んでいた。

  同じように働いて、むこうは収入が100倍か…

当時は、誰でもできる役人仕事と、
芸能界やプロスポーツ界といった技を披露するという仕事と
その違いをよく理解していなかった。

高収入でも、弁護士なら、TVに出演するだけの余裕があるのだから、
羨ましい。
ただ、現在は、弁護士も増え、厳しい時代にはなっている。


よく、外の友人らからは、午前中は新聞を読んだりのんびりして、
午後から本格的に仕事を始めるんでしょ、といわれたが、
そんなことはない。
確かに、朝は午前9時台出勤と遅目ではあるが、
朝一番からフル稼働である。
昼休みも食事をとるだけで、夕食も出前を机上で食べるという状態だった。

朝ごはんだけは、自宅で母がつくってくれたものをしっかり食べたが、
毎朝寝不足状態で、無表情で機械的に食べていたので、
そんな私の様子を見ていた母がどう思っていたかを考えると、
今さらながら、心が痛くなる。

それまで、一番遅くにお風呂に入っていた母が、
毎晩、風呂掃除をしていたのだが、
私が、深夜というか、早朝に帰宅してからお風呂に入るようになり、
初めて、母から風呂掃除の仕方を教わった。

そして、現在、私は、母から教わったとおり、風呂掃除をしている。


ただ、当時、効率的な仕事をしていたかという、そうとも言いきれない。
つづきは、後日に。



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