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おもろい話やで | 日記
昨日8日、日本テレビ系列で、
日本アカデミー賞というのが放映されていたが、
本日は、その中でも、最優秀アニメ作品賞の候補にも
挙がっていた ”ヱヴァンゲリオン”について。


私がアニメ ”ヱヴァンゲリオン”にはまり出したのは、
大蔵省に勤めていたときである。

どういうことかというと、深夜に帰宅してテレビをつけると、
たまたま、テレビ東京で再放送されていたのを観たのがきっかけ、
ということである。

私が、最初に観たのは、第八話 ”アスカ、来日”であった。
この物語が、海に沈んだ横浜の上を舞台にしたものであることを知ったのは、
それから、十五年以上も経ってからだ。
つまり、それだけ長い間、興味を持ち続けていたということである。

何という斬新で、謎めいたストーリー。
バックに流れるクラシック音楽が映像にマッチしていて、
これがまた美しいのである。
私は、一晩でとりこになってしまった。

実は、このアニメ、
いろいろな過去の作品の影響を受けたものであるとはいわれているが、
私には、そんなことは感じられなかった。

ヱヴァンゲリオンは、この再放送で人気が出て、すぐに映画化された。
私も観に行ったが、このストーリーというか、内容がまるで分からず、
評判はかなり悪かった。

作品は、キリスト教や新旧約聖書などの世界をベースに描かれているので、
これらの知識がないと、わけが分からない。
主要人物の名前や風ぼうは、キリスト教の三位一体、ミサ、聖母を由来としたものだが、
その他の登場人物の名前には軍艦名が用いられている。
その実際の軍艦がたどった運命と登場人物の運命とが重なっており、
かなり凝っているというか、こだわりが感じられる作品でもある。

さらに、登場人物の謎めいた行動や、物語りに登場してくる施設の形状までが
心理学に基づいている。
また、分子生物学や遺伝子工学の専門用語まで飛び交うなど、
多方面の専門家も関わっているようにも思える作品である。

ただ、時代的なものはどうしようもなく、当初放映されたのは、
1995年という、携帯電話やネットが普及し始めた時代で、
スマホやiPad、iPodはもちろん、
MDプレーヤーさえそれほど普及していなかった時代だったと思う。

だから、作品の中は、2015年という設定であるにもかかわらず、
公衆電話が目立ち、主人公はカセットテープを聴いている
という状態である。
ただ、カセットテープの部分は、2009年の映画で、
父親が愛用していたものを聴いているという設定になっている。

原作者ご本人は、このアニメは衒学的なもの、
つまり、知識を見せびらかせたようなものにすぎないと
おっしゃっている。


先ほども述べたが、映画は1997年に公開され、
その後、新たな展開の映画として2007年、2009年、
そして、昨年11月にも公開されている。

私の一番のお気に入りのシーンは、1997年の映画の中で、
タイトル名にもなっているバッハのG線上のアリアをBGMに、
母から自立したアスカが、EVA弐号機で、
9体のヱヴァシリーズを相手に戦うシーンである。
あのBGMが、アスカの悲壮感にマッチしていてたまらない。


原作者でもある庵野秀明という監督さんが変わった方らしく、
観る者の現実逃避を嫌って、
わざと観客を失望感におとしいれるような作品をつくることがある。

先ほど述べた1997年に公開された映画もそうだが、
昨年公開された最新作も、
このアニメにいつまでも逃避し続ける観客を突き放す
そうした意図でつくったとおっしゃっている。

それは、映画の中では、時代が十四年経ったにもかかわらず、
主人公たちが、”ヱヴァの呪縛”によって14歳のままでいる
という設定によって暗示されているらしい。


もちろん、商売上の戦略というのも考えた上でのことではあろうが、
ちょっと、耳が痛い。




【More...】

今回は、ヱヴァンゲリオンに興味のない方にとっては、
わけが分からない内容で、大変、失礼しました。
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